“保存用&成長案”栫 永遠
プレイヤー:Cafe
- 年齢
- 18
- 性別
- 男
- 星座
- 乙女座
- 身長
- 174
- 体重
- 64
- 血液型
- O型
- ワークス
- 高校生
- カヴァー
- 高校生
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- ノイマン
- ハヌマーン
- HP最大値
- 30
- 常備化ポイント
- 8
- 財産ポイント
- 1
- 行動値
- +6=14
- 戦闘移動
- 19
- 全力移動
- 38
経験点
- 消費
- +54
- 未使用
- -20
ライフパス
| 出自 | 昔は「名家」だった、らしい。いろんなことをやってる。好きなことをさせてもらえる、恵まれた家。 | |
|---|---|---|
| 資産家 | ||
| 経験 | 昔から、いろんなことで勝てた。そのどれもが、今の自分の礎だ。 | |
| 小さな名誉 | ||
| 邂逅 | 無心になって、型をなぞれば、見えてくる。「師匠」が語り掛けてくれる。これは、自分だけの「導き」だ。 | |
| 師匠 | ||
| 覚醒 | 侵蝕値 | ...何の話? |
| 無知 | 15 | |
| 衝動 | 侵蝕値 | 闘う、戦う。克つ、勝つ。負けたくない、敗けたくない! |
| 闘争 | 16 | |
| その他の修正 | 4 | 《武芸の達人》《灰の脳細胞》 |
| 侵蝕率基本値 | 35 | |
能力値
| 肉体 | 2 | 感覚 | 1 | 精神 | 6 | 社会 | 2 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シンドローム | 0+1 | シンドローム | 0+1 | シンドローム | 3+1 | シンドローム | 1+1 |
| ワークス | 1 | ワークス | ワークス | ワークス | |||
| 成長 | 0 | 成長 | 0 | 成長 | 2 | 成長 | 0 |
| その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
| 白兵 | +9=15 | 射撃 | RC | 2 | 交渉 | ||
| 回避 | 1 | 知覚 | 1 | 意志 | +1=5 | 調達 | 2 |
| 情報:噂話 | 2 |
ロイス
| 関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Dロイス | 達人 | ― | 『LM』P83記載 選択:《コントロールソート》 選択したエフェクトを組み合わせた命中判定のダイスを+2個、攻撃力を+5する。ただし、選択したエフェクトは侵蝕値を+2する。GMの許可があった場合、プリプレイで選択したエフェクトを変更してもよい。 | ||||
| 導き | 『師匠』 | 執着 | / | 依存 | 師匠は何も言わない。剣をふるって、自分で気づく。そうやって強くなってきた。自分の強さの源。きっと...。 | ||
| 大事な友人 | 菜月 紗那 | 友情 | / | 疎外感 | 大事な友人その①!オカルト好きな面白い人。普通に知識量と小テストで負けたのが最近の悩み。 | ||
| シナリオ | 伏見 煉 | 友情 | / | 不安 | 大事な友人その②!話すと分かる気の利くイイ奴。ゲームで1回目に勝たれてから逃げられるのが悩み。 | ||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
エフェクト
| 種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
| (LV)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
| ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
| 非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
| コンセントレイト:ノイマン | 3 | メジャーアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 2 | ― | |
| クリティカル値を-LV(下限7)する。 | |||||||||
| コントロールソート | 1 | メジャーアクション | 〈白兵〉 | 対決 | ― | ― | 4 | ― | |
| 『EA』P90記載 選択:〈白兵〉 このエフェクト取得時に、〈白兵〉か〈射撃〉を選択する。このエフェクトを組み合わせた判定は【精神】で行える。 | |||||||||
| マルチウェポン | 1 | メジャーアクション | 〈白兵〉〈射撃〉 | 対決 | ― | 武器 | 3 | ― | |
| 『EA』P93記載 同じ技能で扱う武器の攻撃力をふたつ合計して使用する。両方装備し、射程は短いほうを、範囲は狭いものを適用する。同一エンゲージ不可が含まれている場合、そちらを優先する。組み合わせた判定の達成値を-[5-Lv(最大0)]する。 | |||||||||
| 獅子奮迅 | 1 | メジャーアクション | 〈白兵〉 | ― | 範囲(選択) | 至近 | 4 | ― | |
| 『EA』P75記載 このエフェクトを組み合わせた白兵攻撃の対象を範囲(選択)に変更する。このエフェクトは1シナリオにLV回まで使用できる。 | |||||||||
| リミットリリース | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 6 | 100% | |
| 『EA』P78記載 自身が判定を行う直前に使用する。その判定のクリティカル値を-1(下限値5)する。このエフェクトは1シナリオに1回まで使用できる。 | |||||||||
| 武芸の達人 | 3 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 『BC』P76記載 選択:〈白兵〉 取得時に、〈白兵〉か〈射撃〉を選択する。選択した技能の達成値を+[Lv*3]する。この効果は自身がバッドステータスの暴走を受けている間、適応されない。このエフェクトは侵蝕率でレベルアップしない。このエフェクトを取得した場合、侵蝕率基本値が+2される。 | |||||||||
| 灰の脳細胞 | 1 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 『RW』P40記載 自身の【行動値】に+【精神】する。このエフェクトは侵蝕率でレベルアップしない。このエフェクトを取得した場合、侵蝕率基本値が+2される。 | |||||||||
| 軽功 | 1 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 『EA』P79記載 あなたがすさまじく身軽であり、垂直のビルの壁面や水面であろうとも、走り抜けることを表すエフェクト。 | |||||||||
| 遊戯の神 | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 『UA』P38記載 あなたがチェスや将棋、あるいはビデオゲームなどあらゆるゲームの達人であることを表すエフェクト。 | |||||||||
コンボ
我流:竹割
- 組み合わせ
- 《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》《マルチウェポン》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 白兵
- 難易度
- 対決
- 対象
- 範囲(選択)
- 射程
- 武器
- 侵蝕値
- 9
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 通常時
- 6+2
- 7
- 15-4(-3)
- 5+
- リミットリリース
- 6+2
- 5
- 15-3
- 5+
- 6+2
「攻撃力:+5」の白兵攻撃を行う。対象を範囲(選択)にする。クリティカル値を-3し、判定は【精神】で行い、判定のダイスを+2個する。
我流:一文字
- 組み合わせ
- 《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》《マルチウェポン》《獅子奮迅》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 白兵
- 難易度
- 対決
- 対象
- 範囲(選択)
- 射程
- 武器
- 侵蝕値
- 13
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 通常時
- 6+2
- 7
- 15-4(-3)
- 5+
- リミットリリース
- 6+2
- 5
- 15-3
- 5+
- 6+2
「攻撃力:+5」の白兵攻撃を行う。対象を範囲(選択)にする。クリティカル値を-3し、判定は【精神】で行い、判定のダイスを+2個する。
我流:天穿
- 組み合わせ
- 《コンセントレイト:ノイマン》《コントロールソート》《マルチウェポン》《マシラのごとく》
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 白兵
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 武器
- 侵蝕値
- 13
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 通常時
- 6+2
- 7
- 15-4(-3)
- 35(45)+
- リミットリリース
- 6+2
- 5
- 15-3
- 5
- 6+2
「攻撃力:+5」の白兵攻撃を行う。クリティカル値を-3し、判定は【精神】で行い、判定のダイスを+2個する。
鉛刀一割
- 組み合わせ
- 《リミットリリース》
- タイミング
- オートアクション
- 技能
- ―
- 難易度
- 自動成功
- 対象
- 自身
- 射程
- 至近
- 侵蝕値
- 6
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
自身が判定を行う直前に使用する。その判定のクリティカル値を-1(下限値5)する。このエフェクトは1シナリオに1回まで使用できる。
「gg!can re?」
- 組み合わせ
- 《遊戯の神》
- タイミング
- 技能
- 難易度
- 対象
- 射程
- 侵蝕値
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
| 武器 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 命中 | 攻撃力 | ガード 値 | 射程 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 空斬 | 20 | 白兵 | 〈白兵〉 | -1 | 10 | 4 | 至近 | 改造元アイテム:妖刀(IA:P56) カスタマイズ:ヒストリー、ネームド(IA:P49) 侵蝕率が100%以上の場合、攻撃力に+2する。 | |
| 木刀 | 3 | 白兵 | 〈白兵〉 | -1 | 3 | 2 | 至近 | (IA:P23) 鍛錬用の木刀。重くてお気に入り。 | |
| 静寂空斬 | 10 | 白兵 | 〈白兵〉 | -1 | 10 | 4 | 至近 | 改造元アイテム:妖刀(IA:P56) カスタマイズ:ヒストリー、エンチャント、ネームド(IA:P49) 選択:《コントロールソート》 侵蝕率が100%以上の場合、攻撃力に+2する。選択したエフェクトを組み合わせた改造元のアイテムによる攻撃の判定のダイスに+2個する |
| 防具 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 行動 | ドッジ | 装甲値 | 解説 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 強化服 | 0 | 0 | 防具 | 0 | 0 | 0 | 改造元アイテム:強化服(IA:P31) カスタマイズ:ラギッド 改造元アイテムの装甲値を-1する。自身が行う〈意志〉判定の達成値を+1する。 |
| 一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| 噂好きの友人 | 1 | コネ | 〈情報:噂話〉の判定のダイスに+2個する。 | ||
| ウェポンケース*2 | 3 | 0 | 一般 | 『IA』P42記載 選択:"空斬""木刀" いつでも使用できる。選択した武器を装備する。 | |
| 携帯電話 | 0 | 一般 |
経験点計算
| 能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用| 20
| 25
| 129
| 30
| 0
| 204
| -20/184
| |
|---|
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
コンセプト 異能らしいエフェクトの取得はなし!!!自分の力で戦うのがメイン!!!
マイナーに使用するアイテム、エフェクトはあんまりかも!
成長案①
空斬の強化 (経験点10点)
空斬を静寂空斬に進化させる。
カスタマイズの"エンチャント"でダイスを+2個する。
無難だし、コスパが良く、設定的に認められた感が出ていい感じ。あと、名前がめちゃすき。絶対やる!
成長案②
《マシラのごとく》の取得 (経験点25点)
可能性はほどほど程度の強化案。100%以上の時の一発用。ただ、《リミットリリース》と相性は悪い!!
固定値が+40されるため、火力だけは一級品になる。ただ、ハヌマーンよりもノイマン要素を強くしたい!
そういう意味ではハヌマーン要素は《リミットリリース》くらいでよさそう...。
成長案③
単純に【精神】に振りまくる (経験点10~30点)
シンプルイズベスト。【精神】が1上がるごとに、【行動値】+2、ダイス+1個される。
いっぱいダイス振れたら楽しいよね。《リミットリリース》型だしね!
成長案④~
有用そうなアイテム、エフェクト、エンブレムなどの取得。 (多分ないですね)
1."ブレインブレイド"(ノイマンの白兵武器) 《コントロールソート》に+4個。(経験点20点)
2."†エクスライフスキル"(UGNイリーガルエンブレム) 技能一つに+10する。 (経験点25点)
3.《ブラックマーケット》+"裏資産"(ユニーク) 常備化ポイントを+40する。 (経験点30点)
4.《マルチウェポン》+《ヴァリアブルウェポン》武器を3(4)本で攻撃をする。 (経験点35点)
30点くらいもらえたときの強化プラン
①"静寂空斬"(エンチャント) (ダイス+2個) (経験点10点)
②"強化服"+"ラギッド"+"ウェポンケース"(和服で〈意志〉+1) (常備化ポイント2、経験点2点)
③〈白兵〉を6まで成長させる。(7以降は3点のためコスパ×) (経験点8点)
④"デモンズシード"を《武芸の達人》に使用(白兵+3 侵蝕+2) (経験点8点) 注意!③と併用のみ可能!
⑤【精神】を成長させる!!(ダイスを+1個 【行動値】を+2) (経験点10点)
④案の"デモンズシード"を永遠が取得するかが疑問のため、多分④は不採用。
逆に①と②はマストで採用!!!
《ヴァリアブルウェポン》はマジでない!コスパが悪すぎるのと、3本も4本も持っている姿が解釈不一致!
って思っていた時期が私にもありました。けれど、「居合抜刀による高速の武器持ち替え」ってことにする予定
「我流」からの進化みたいな感じで「刹那式」にする予定。やっぱ、「永遠」と「刹那」っていいよなぁ!?
でもでも、「鍛錬はいつまでも終わらない」ので、「永遠式」とか「終古」もある。「久遠流」が好み
一瞬のために生きる「刹那式」と鍛錬は永遠に続く「久遠流」
《マシラのごとく》は火力的には候補!!友達に負けたくない!!ただ、ダイスがなぁ...
って思ったので、マシラの固定ダメージ用コンボと、リリースのダイス数コンボの2本軸でいこうかなと。
期待値的には別々で打った方がダメージが気持ち増える。
一話目の途中で気づいたが、【精神】を成長させて【行動値】が上昇したら、強化をもらえないからダメでは??
バッファーより早くなっちゃダメやんけ!!ということで、⑤案もなし、ですねぇ...。
履歴
キャラ深堀のためのメモなど
「独白」(雑多な設定をつらつらと書いているだけです)改変後の奴
「化物」
それは忘れたくても心に刻まれた言葉。
...幼いころから勝負が好きだった。きっかけは祖父との将棋だったと思う。
祖父はカッコいい男だった。将棋は当然強く、囲碁もチェスもビデオゲームも強かった。そんな祖父に勝てたときは何よりもうれしかった。
祖父は勉強も得意だった。親父の稼業もほとんどは祖父が譲ったものだそうだ。なんでもできる超人みたいだった。
そして何よりも、日本刀が良く似合う人だった。人里から少し離れた豪邸の庭で刀を無心で振っていた祖父は、静かで澄んでいて、とても眩しかった。
流派はなく、ただ刀を振っていた。ゆっくりと上段に構えて、振り下ろす。ただそれだけ。大和魂があれば十分だってよく言っていた。
そんな祖父の横で木刀を無邪気に振っているのが楽しい幼少期だった。
そんな祖父は、俺が高校に進学した頃に旅立っていった。最期まで、庭で刀を振っていたらしい。
ずっと前から書かれていた遺書には、いろいろ書かれていたけれど、俺への記述があった。
私室にあるもの、蔵の中身、そして愛用していた日本刀などを譲ることが書かれていた。
昔から、そして遺書でも、「日本男児は人前で泣くな」って言われていた。
だから、葬式で眠ったおじいちゃんの前で泣いたのは、二人だけの秘密。
庭で日本刀を振ろうとした時、なんとなく悪寒が走った。今の自分じゃ触れたらダメな気がして。根拠のない、ただの妄想。でも、気のせいじゃなかったって今でも思う。
まずは木刀から始めた。毎日振るたびに、良くなっていくのを確かに感じた。これも、根拠も無いことだけれど、祖父が見てくれているような気がして。木刀自身が振り方を教えているようにも感じた。
家だけじゃ満足できなくなり、学校で刀を振る練習をしたくなって、剣道部に入った。そこそこ強いことも聞いていたし、何よりも、人と闘いたかった。戦って、勝ちたいって思った。…これは持病みたいなもの。
入部してからしばらくは型を一人で黙々とこなしていた。只々竹刀を振るっていた。
数日たった頃には闘えるようになった。みんな若干引いていたけれど、初心者って思われない程度だった。…だいぶ異常らしいけど。
真面目な顔で「竹刀が振り方を教えてくれた」って言ったけど、また少し引かれた気がした。本当のことなのに…。
半年もすれば3年生たちとも十分打ち合えた。
一年たった頃には、ほとんど負けなくなっていた。その頃からはまた淡々と型をこなしながら、たまに挑まれる、ゲームの裏ボスみたいな扱いだった。…誰も戦ってくれないのは少し寂しかった。
「笑裏蔵刀ってお前のための言葉だな」って顧問に言われたのは忘れない。
いい勝負をしたい。だからこそ、手は抜けない。結果的に一瞬で終わっちゃうだけだ。…普通に悪口じゃ無い?
きっかけは不純だったかもしれないけれど、楽しい部活動だった。
あの日までは。
そこそこ大きな大会。部内で負けなしになってから初めての大会だった。大会の高揚感か、自分の自信からなのか、異様に調子が良かったのを覚えている。
大会の途中、優勝候補らしい人と戦うと聞いて。
昂っていたのか、普段よりも踏み込みに力が入ってしまったのを感じた。本来の間合いから外れた距離から、異様に長くて疾い一歩を踏んで、そのまま思い切り竹刀を振り下ろした。
明らかにおかしいと自分でも気づいていた。でも、「強くなっているんだ」という幸福感がそれを塗りつぶしていた。
だから、気が付かなかった。その静けさに。
対戦相手が、後輩が、同級生が、先輩が、見ていた大勢が。
その眼が、今までと違っていたことに。
そして、主将であった先輩の一言が全てを物語っていた。
「化物」
最幸な瞬間は最悪な記憶に変わった。
大会は早退した。不正とかなんとか言われることもあったけれど、一瞬の事で見間違いとか、気のせいだったとか思われるようになった。それぐらいありえない事だったから。
部活の人たちも特に言ってこない。何人かに声をかけられたけど、足の負傷とか勉強のためとかテキトーなことを言った気がする。ただ、あの日のことを、あの眼を忘れたかった。
誰にも相談なんてできない。親にも、ましてや友達だなんて。オカルトどころか異常者みたいなものだ。…若干言ってもいい気がしてしまったけれど、見る目が変わるのは怖い。
その大会以降、部活には行っていない。友人と親には「勉強に集中するため、稼業を全部継ぐため」って言った気がする。親父は喜んでいた。でも、大会ならではの高揚感とか、真剣な打ち合いでの緊張感には甘美な心地よさがあった。そして、あの眼も忘れられなかった。だから、恐怖を押し殺すように勉強や素振りにのめり込んだ。
今だったら、あの日本刀を握ることができるはず。そんな直感がある。満足に振れるだろうから。刀は歓迎していると思う。
でも、おじいちゃんは嫌がるだろうとわかった。「大和魂が足りていない!」って叱られそう。…解像度が高すぎだ。懐かしさで泣きそう。
だから今日も独りで木刀を振るう。剣道では気迫とかなんとか言ってたけれど、力んでも何もいいことない。力は必要ないことに気づいてからは片手で振る練習も始めた。いつでも完璧に刀を振れるように。
いつになったら、『空斬』を握れるようになるだろうか。手入れをしながら、そんなことを考えていた。
いつかは、きっと...。
木刀を振っているときは、とても落ちつく。それでも、時折考えてしまう。
「...俺は本当に、人間なのか?それとも、化物なのか...?」
セッション履歴
| No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
|---|---|---|---|---|---|
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