容姿・経歴・その他メモ

　年若く見えるイタリア人の男子。最近までUGNのとある支部で「危険思想をもつ殺人鬼」として凍結処理されていたのだが、FHによる当該支部襲撃時に驚異の生命力で復活。FHを単身撃退し、UGNに協力する姿勢を見せ、イリーガルとして監視されることを条件に、自由を得た。数年に渡って冷凍睡眠状態にあったため、実年齢不明。20歳は超えているらしいが、容姿性格共に、16歳程度と思われる。実際、UGNに捕まった時もそのぐらいの齢だったらしい。

　目付きの悪い三白眼、無造作に伸ばしたポニーテール、歯並びの悪いギザっ歯など、凶暴で粗野な印象を受ける見た目をしているが、ヒロイックな英雄に強いあこがれを持つ正義漢。何があっても諦めず、困っている人がいたら真っ先に手を差し伸べる、典型的なジャパニメーションのヒーロー像が、彼の心情であり憧れ。
　ただし、勧善懲悪に染まりすぎている嫌いがあり、闘う必要のない相手に対しても、悪意や邪道を感じると直ぐに突っかかってしまうため、一見好戦的に見えてしまう。手段を選ばないダークヒーロー、無慈悲な決定を下す司令官等は彼の最も嫌いとする人種である。

　そんな彼の、行き過ぎた英雄像は、彼の過去に起因している。彼は多くを語らないが、「殺した数は覚えてない。だから、数えるのが億劫になるぐらいの人を助けるんだ」というのが彼の言であり、過去に大量虐殺に加担した経歴があるらしい。それの償いとして、人を助けるヒーローになりたいというのが彼の生きる目的である。

　一人を殺して二人以上を活かすという、活人剣と呼ばれる考えを持ち、かつて自分が加担した殺人グループの構成員を、抹殺する旅をしている。路銀はUGNイリーガル活動で賄っており、世間的に悪人とされるFHの打倒は、彼の心情にも合っている。
　そんな同族殺しの刃が向かった先は、四国支部。彼の古巣である殺人グループとも縁深い場所らしく、リーダー格であった4名が目下の標的らしい。

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