礼節を大切にする誠実な性格の少年。祖父に仕込まれた「お陰様の気持ち」を体現しようと日頃から意識して感謝を忘れない。素朴で誠実な言動が突き抜けて、時に空気を読まないところもある。恵まれた環境と生まれ持った才覚は確かにあるが、それを誇らず「努力してやっと一人前」という姿勢を貫いている。だからこそ、才能を自覚して慢心している相手を見ると厳しい言葉が出ることもある。剣道では祖父から教わっている居合道の技術を生かして、相手の虚を突いた反応の難しい初動から繰り出される疾風の如き“抜き胴”を得意技としている。祖父は無口で厳しいが、燕にとっては生涯をかけて追い続ける背中。褒め言葉はほとんどないが、たまに褒められると心底嬉しい。最近は「刀は心を整えるためにある」と気付き、明鏡止水の境地を目指して日々研鑽を重ねている。

一人称：俺／二人称：あんた
「何事も“お陰様の気持ち”を大切にってな」
「それが強さの根本だって、じいちゃんの受け売り」

『マロニエ』（英名：Horse chestnut）
花言葉：贅沢、豪奢、健康、天才、天分、博愛