容姿・経歴・その他メモ

いつもの通学路、いつもの時間帯、いつもの制服。変わらぬ日々を過ごしていた。「この先もずっとそうやって過ごしていくんだろう。」そう思っていた。
ある夏の放課後、部活動(弓道部)のミーティングで帰りが遅くなってしまった。家族が夕飯を作って待っている。少しでも早く帰ろうと思っていつもは通らない近道を選択した。森の中を行くことになるため時間短縮にはなるものの危険だ。そのため普段は通らないことにしている。
帰路を急ぐ奏矢だが、胸が騒ぐ。どうしてだろう。嫌な汗が出て、息が苦しい。いつもにもまして急いで帰ろうとしているからなのだろうか。そんなことを思っていた矢先、目の前に得体のしれない男とも、獣とも言い難い半人半獣の化け物が現れた。(のちにジャーム化した一般オーヴァードだと判明)奏矢を視認するや否や襲い掛かり、避ける間もなく鋭いかぎ爪が突き立てられた。

そこからの記憶はほとんどない。意識はかろうじてあった。こんなところで死にたくないという思いが強かった。明日の部活で新しい取り組みを提案する予定なのに。この後家で家族が待っているのに。やりたいこと、行きたい場所、かなえたいことが何1つ成し遂げられていない。その一心で生きることを願った。
その時、奏矢のなかで何かが滾った。力が湧いて立ち上がる。必ず生きて帰ると決心したその想いが神にでも届いたのだろうか。勝手に体が動き出し、化け物と瞬時に距離を取った。反撃しなければと思考をめぐらす中で、ふとその手中に弓矢が握られていることに気が付いた。「道具は今日は持って帰っていないはずなのに。」そう思いつつ、ああだこうだと言っている暇はないのは明確なので、とにかくその弓矢を構え、放つ。
するとどうだろう。弓矢が化け物を貫くと、以降その化け物が動くことは一切なかったのだ。そして、同時に彼の意識も遠のいていく。

次に目が覚めたときには一般の病院ではなくUGNの医療機関で、そのままUGNチルドレンとして保護される運びとなった。そして、医療施設にいとも簡単に両親が入ってきて見舞いにくるもんだから、なぜなのかと疑問に思っていたいところ、なんと、両親ともUGNエージェントだったことが発覚。現役としての活動は引退しているらしいが今は事務局でサポートを行っているらしい。
ちなみに父がモルフェウス、母がエンジェルハイロゥらしい。なるべくしてなったシンドロームだ。
そんなわけで一家そろってUGNのお世話になっているわけだが、誰一人ジャーム化しないことを今は願っている。


【武器について】
覚醒時は咄嗟にいつも使っている弓矢を生成していたが、予備動作、火力、使い勝手を考えて現在は銃にしている。

HO2
シナリオロイス：枯野天愚　推奨感情：執着/嫌悪
ワークス/カヴァ－：UGNチルドレン/高校生
キミはオーヴァードでありUGNチルドレンとして活動を行っている。
そんなキミにUGN日本支部支部長の霧谷雄吾から任務が言い渡された。
FHエージェント”剪定者：ガーデナー”枯野天愚の討伐だ。
ワーディングの気配を感じ、路地裏に向かうとそこには２人の高校生と相対する枯野天愚の姿があった。

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