平凡な家庭で三人姉弟の長子として育つ。
真面目な優等生として地味な女子生徒だったが、県内最大の公立高（偏差値70くらい）の受験に失敗。
自信があり、両親や先生からも期待されていたため、かなりの挫折を味わった。
滑り止めの私立に通ったものの、空気が合わず苦しみ、その上で自分が落ちた高校に妹が合格したことで完全に心が崩壊。
高校に通わなくなり、引きこもりとなった。
その後は両親の脛をかじりながら、引きニートとして生き、体重は100kgを超える超肥満体形だった。

ある日、実家でいつも通りの日常を過ごしていると、ゾクリとした感覚を味わった。
リビングに降りると母は気絶しており、近くでは爆発音も聞こえていた。
その瞬間、黒い閃光がリビングを包み、母の体は無残にもひしゃげた。
自分の体に一瞬走った激痛に苦しみながら顔を上げると、そこには不敵な笑みを浮かべる男
"狩猟者"が居た。

こいつが母の仇だ、と認識すると激情的な怒りと吐き気を催すほどの嫌悪感が立ち込める。
「お母さんをこんな風にされて、大好きなお家もめちゃくちゃにされて、その仇が目の前に居るのに、おめおめと逃げ出すような惨めな人生なんか・・・・美緒生きていけないよおおおおお！！！！」

悍ましい見た目の外星人のような化け物を影から生み出し、超高温の火球を浴びせ、"狩猟者"を撃退。
その火球を生み出すために体内の脂肪をほとんど消費したため、気絶。
事態の収拾に訪れたUGNによって保護される。

その後はUGNに身を寄せ、訓練を積んだが、引きこもりの弱々しい精神では耐え切れずに脱走。
心の癒しを求めてホストクラブへ。
そこで、元ナンバーワンとして名を馳せ、一度は引退したものの、最近出戻りしたYugaという同世代のホストと出会う。
彼に女として扱われ、成功した後にもう一度やり直す姿に自分を重ね合わせたことにより、ガチ恋。

しかし彼は実は妻子持ちであり、妻子を養うために体を張っていたことが判明。
ショックを受けるも、その姿に励まされ、恋ではなく愛へと昇華し、日常の象徴である彼のような人を守るために戦うことを決意。
UGNに帰還し、猛特訓の末に、現在の力を会得。
悍ましい化け物ではなく、自らの指から炎を出すようになる。

過去での経験から、UGNとしてFHやジャームの脅威から日常を守るだけでなく、
もっと大枠で様々なものから市民を守りたいと決意を固め、霧谷に直談判。
警察とのコネクションを強めたい、という霧谷の意志もあり、公安警察特殊犯罪調査室への転属となった。
刑事として、オーヴァードが絡まない犯罪に対しても捜査を行い、日本社会全体の平和を守っている。

無辜の市民が脅威によって命を奪われないように
善意ある大人が掴んだ幸福が崩れないように
未来を生きる子供たちが健やかに育つように

美緒、生きていくよ