容姿・経歴・その他メモ

ピュアブリードの"申し子"を生み出す研究施設で誕生する。両親は研究員であり、夫婦というわけではなく唯の遺伝子提供者。いくつもの仮定や実験の最終段階として生まれた子供のうちの一人で理論上は"申し子"の能力を持ったオーヴァードに覚醒するとされていた。幼少期にはオーヴァードとして覚醒させる為に強いストレスを与えられる等され、愛情などは注がれず育った為か、心の支えは同時期に生まれた同じ環境の子供たちだけで家族を知らない彼女にとっては彼らが唯一の家族、兄弟の様な存在だった。しかし9歳になる頃、オーヴァードに目覚め始めた子供たちが少しずつ出てきた。覚醒理由は様々であったが、皆ほぼ同時期に覚醒した為、とある実験がトリガーになったのであろう、しかし彼女だけはその実験でもオーヴァードに目覚めることはなかった。その後、他の仲間たちは別の施設へと移されると言われ兄弟たちに別れを告げるも、その日の夜は寂しさで眠れずもう一度兄弟たちに会おうと自室を抜け出した。しかし、そこで目にしたのは悲惨な光景であり、化け物と化した仲間たちの姿だった。別の施設へ移すと言うのは嘘で、オーヴァードに覚醒しても"申し子"の力を持たなかったり、ピュアブリードではなかったもの達を廃棄処分を兼ねたダメ元の実験としてレネゲイドの暴走を促した所、皆ジャームと化していたのだった。その光景を見た彼女は自分の両親にあたる研究員に何が起きてるか聞いた所、感情の揺れが覚醒のきっかけになると思われた為かあっさりと全ての事実を告げられた。そして、幸か不幸か彼女は研究員たちが待ち望んでいた通りの存在へと成り果てたのであった。彼女は兄弟の変わり果てた姿を見て怒りに呑まれ、両親を含む研究員たちをその場で皆、八つ裂きにした。その後、変わり果てた兄弟たちが最後に皆「人間の心があるうちに殺して」と昔と変わらない声で言った為、彼らを救済と称して自らの手で葬った。

それ以降彼女の中では"死は救済である"という考えがこびりついている。(そう思わなければ兄弟たちを殺してしまった事実を受け入れられないからなのかもしれない。)

その後はUGNに保護され、御伽刃 カンナの元で正しい力の使い方などを学ぶ。自分に人間としての生活を教えてくれた彼女を先生と言いながら盲目気味に慕っているが、内心は姉のような存在として特別に思っている。

男の兄弟たちが多かったのと研究員の口調の影響で口が悪いのと男言葉を喋りがち。また、研究所では縁のなかった可愛い服や物を好んで身につけている。

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