覚醒した時致命傷を負っていたのだが彼のレネゲイドがあまりにも弱すぎたため治癒が間に合わなかった。そして生き残ろうと本能的にレネゲイドを求めて千代見を食べようとした。彼女がこれを受け入れてくれたため一命を取り留めた。
一葉はこれを忘れており千代見は覚えている。

彼の能力はレネゲイドの捕食、上書きである。元々潜在的なレネゲイドの量が少なく能力を行使するのやっとの状態ではあった。しかし、彼のレネゲイドはウロボロスの能力を色濃く持っており自分の周囲のオーヴァードからレネゲイドを奪い喰らう。そうして他人のレネゲイドを自分のモノへと置き換えていく事により力を得ている。また捕食対象の動きを鈍らせるため数種類の毒を散布することもできる。
普段からレネゲイドが枯渇しかけている状態なので定期的にオーヴァードの血を吸うという形でレネゲイドを摂取し続けている。
最近は千代見の血を多く吸っていたためここ2～3年の間ただの人間から蛇のレネゲイドビーイングに変態していった。
世界は暗転する。充満する鉄の匂い、足首が浸かるほどの赤い液体。周囲を囲むように蜷局を巻く、光沢をもちつつもヌメヌメとした鱗のない白い表皮。歪な形をし、人の肌のような色をした左右非対称の翼、口が8割を占める巨大な顔。それが彼の人ならざる姿である。

千代見、千菊、一榛くん、一億くん、荊ちゃん、みんな私の大切な人だから