■■病院で産まれると同時に父母や医者、看護師などの周囲の人間を自身の生み出す薬剤(Eエフェクト:治らずの病に類似する効果)によって動物へと変化させてしまった。
この効果は遺伝子情報を遡り最も古い情報まで退化させてから進化させることによる不可逆的な変異をもたらし、現存する動物種と類似する物へ変化させた。
変化させた動物たちを引き連れ病院付近にあった森林に身を潜め縄張りとしていた。
ある時期を境にその森に踏み入れた人間への被害が出始めたためUGNによる調査が行われ、現場に居た少女と動物たちを保護した。
少女については彼女の所持していたイナと書かれた布により彼女の名前がイナであるとした。
後に病院の調査が行われたが殆どの資料は動物が暴れた影響か紛失してしまっていた。僅かに残存していた資料ではFHセルとの関連が見てとれた。

{PC1}の支部による保護観察期間を終え、UGNエージェントとして働いている。
最近になってようやく日本語を違和感なく話せるようになったが常識についてはまだまだ疎かである。
常識に沿った行動を取らせようとすると目にも止まらぬ速さで逃げていってしまう。
{PC1}の言うことは余程嫌ではない限り聞き入れるようだ。
※泥浴びは禁止されたためしていない。

DNA解析を行ったところ、どの生物とも一致しない生物となっていた。
イナの発する成分により巨大化するという既存の生物体系から外れている。
レネゲイドに侵蝕されている影響で頑強さや素早さ、力等の大体の項目で並のオーヴァードに引けを取らないレベルになっている。