容姿・経歴・その他メモ

＜容姿＞
キャラクター画像参照

＜経歴＞
彼は『鬼の子』である。
少なくとも、彼の生まれた村ではそう呼ばれていた。
『鬼の子』は災いをもたらす悪しき存在。
そう虐げられ、彼と彼の両親は村八分に遭った。
そうして徐々に気を病み、両親は耐え切れず自らの手であの世へと旅立ってしまった。
幼い彼も当然、両親と共に深い川の中へ身投げしたのだが、死を目前にして力が暴走。
そこを偶然にも別の任務で来ていたUGN職員にて保護され、UGNでチルドレンとして育てられることとなった。
だが、一度人間の汚い部分と脆い部分を見てしまった彼は、UGN職員の事も信じることはできなかった。
心の奥底では「気味が悪い」と思っているかもしれない。
いつ、また捨てられるかわからない。
そう考えてしまい、他人との間には常に壁を作りながら生活していた。
しかし、そんな彼でも唯一気の許せる相手がいた。
自分と同期のUGNチルドレンである「桜庭伊織」である。
彼とはUGNに身柄を保護されてから共に過ごし共に成長してきた。
その様子を職員たちは把握していたのか、精神的な面を考慮して、共にD市支部への配属となった。
配属後は、強固な信頼関係による阿吽の呼吸でいくつもの任務をこなした。
また、D市支部のメンバーはまるで家族のように接して来て、
初めこそは壁を作り関わりを持たないようにしていたものの、
いつの間にか自分も心地よいと感じるようになっていた。
そんな日々はある日突然に終わりを迎えた。
その日は彼の誕生日だった。
彼を祝おうとアジトに集まっていたところを"ザグレウス"に襲撃されたのだ。
油断していたD市支部のメンバーは壊滅。
「桜庭伊織」も例外なく、"ザグレウス"によって殺された。
彼が到着したころには、自分がアジトに着いた頃には既にアジトは崩壊していた。
かろうじて息のあった「桜庭伊織」に事情を聞き、死の直前、プレゼントとして用意していたペアリングを渡された。
今もソレは首からネックレスにして身に着けている。
大切な人の死の前で誓った復讐を忘れぬように。

支部を壊滅させられた彼は一度UGN本部の預かりとなった。
そこで、「テレーズ・ブルム」と出会う。
彼女は精神的に病んでいた自分の話を親身に聞いてくれた。
彼女は生きている人間の中で彼の復讐の誓いを唯一知る人物となった。
そのため、彼女は"ザグレウス"についての情報を手に入れる度に根回ししてくれている。
彼は、"ザグレウス"が出現した街の支部を転々としながら、復讐を果たすため、今日もその影を追っている。

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