任務でもプライベートでもオーバーサイズの服を好んで着がち。
その理由は10年前、ＦＨに拉致された先で受けた暴行や投薬の後遺症で女性的な身体つきになってしまいそれを隠すためである。
男だけど女性のような姿、だけども本当の女性のように何も“産みだせない”そんな歪な自分の身体を皐月は嫌っている。

夏休みに祖父母の家へ帰省した際砂浜で偶然拾った綺麗な石。その正体は故郷である面影島の土地神、オモイデ様の欠片だった。
その石をきっかけに一人の男に目を付けられ、家族はもちろん自分の命も一度失ったが、運命のいたずらなのかはたまたオモイデ様の優しさなのか賢者の石の適合者として蘇ってしまった。
現在はスズネ―妹の心の一部が融合したことで無疵なる石(ハートレスクリスタル)としての力の大半を失っているが、
死者の記憶を引き出すという石の本質自体は変わっていない。

僕らの始まり。最初はただ、覚醒したばかりの彼に同情と憐れみの想いが強かったです。
だけど気が付いたら、彼自身とても頼れる存在になってました。
それはそうと装備の手配ミスした職員は名乗り出てきてください。

この頃から家族の命日が近いこともあってちょっと不安定な時期に入ってましたね…。
それに追い打ちをかけるように慕ってた人達には裏切られ、あげく僕自身も彼女に目を付けられ…今思うと踏んだり蹴ったりだな僕

あの日あの人が目の前に現れた時、本当に怖くてたまらなかった。拉致された先でのことは、よく覚えてないです…
だけどみんなに助けられて…妹を見つけられて、ようやくちょっとだけ肩の荷を下ろせました。