登録名：漆間時国
コードネーム：傍らに立つ影
性別：男
出身：新潟県
誕生日：12/5(劇作家「アレクサンドル・デュマ・ペール」の命日)
身長：175.2cm
体重：67.3kg
血液型：不明
所属：UGN
ブリード：ピュアブリード
シンドローム1：ウロボロス
シンドローム2：―――――
シンドローム3：―――――
特記事項：
イメージカラー：漆黒
立ち絵メーカー：
立ち絵メーカーURL：
家族構成：きょうだいが十二人程(全員故人)
好きなもの：魚料理(特に煮魚系)、チョコレート
嫌いもの：水気のない食事
趣味：書道

・戦闘適性：B
・継戦能力：B
・命令順守：B
・陣頭指揮：B
・社会適性：B
・RC技術：B
・衝動耐性：B
・特異能力：B
※自己申告

「プロジェクトAtoZ」のメンバーの一人。26人のチルドレンたちの指揮統括を担当する「｜全隊統括指揮官《モノクローム・オフィサー》」の片割れであり、メンバーへの全体的な指揮統括、任務地への派遣要請に加え、外部交渉などを担当する。立ち位置的にはAtoZのリーダーという扱いであり、その実務能力故に滅多に前線に出ることはない。
戦闘時は影に潜む自らの分身を操り、その形状を自由に変形させることで、近、中、遠あらゆる状況に適応、多対一もこなす事が出来る万能ぶりを見せる。

カルト宗教の狂信者によって生み出された、実験体のような存在。同じような見た目、同じような声色、同じような性格の、13人の子供たちを「製作」し、殺し合わせることで、残った子供は「神の子」になれる。そんな荒唐無稽な実験の被検体の一人であり、彼はそれ以外の何物でもなかった。
ある日のこと。教団の教祖を名乗る男によって、13人全員にある薬品が投与される。αトランス。使用者のレネゲイドを過剰活性指せるその薬品を体内に摂取したことで、子供たちは、13人のうち12人が覚醒。残り一人が死亡。ある者は目を灼くような極光を、ある者は全てを砕く怪力を、またある者は、全てを死に至らしめる猛毒を手に入れ、今まで通りに「実験」を続ける。一人、また一人とオーヴァードの不死者としての力を使い果たし死にゆく中で、最後に残った一人もまた息絶えた後、12人の死体の影全てが、ある一点に集約する。その場所は、最初に死んだはずの、いちばん出来損ないだった少年の影の中。全ての影を飲み干し、いつしか大きな影が、声なき咆哮を上げた後、その少年は立ちあがった。彼もまた、αトランスによって覚醒していたのだ。ただ少し、他の12人と比べてそれが遅かった、それだけの話で。
後に「漆間時国」と呼ばれる少年は、教団を極めて「平和的に」壊滅させた後、強力なレネゲイド反応にかけつけてやってきたUGNによって拘束。厳密なチェックを受けた後、彼自身の提案もあってUGNチルドレンとして活動するようになる。

18歳以下、かつピュアブリードのオーヴァードとして覚醒した少年少女を対象に、体内のレネゲイドを高濃度凝縮、および超活性を引き起こす実験を行い、レネゲイドの純度を高めることで、そのシンドロームの原型に近い形───Dロイスの獲得者をより効果的、かつ効率的に生産するための計画。
初期段階での企画被験体が26名であったことと、「シンドロームに関するあらゆる情報の網羅」が計画のためのプログラムに組み込まれているため、「包括」を意味する「AtoZ」がプロジェクト名として組み込まれている。
また、凝縮したレネゲイドの暴走を抑制し、コントロール能力を高める目的として、一部の例外を除く全メンバーは、それぞれの戦闘スタイルに適した武器やアイテムの形をした制御端末を保有している。これらにより、各メンバーの肉体に埋め込まれた生体リンクと反応し、自由に自身のレネゲイド放出を管理することができるようになっている。

「プロジェクトAtoZ」メンバー内において、制御端末は愚か、何らかの補強器具すらも持たない唯一の構成員。これは、彼の「模倣」という特性を最大限生かすには、「補強」も「抑制」も不要であるという判断が下されたためである。
上述の理由から、彼の身には生体リンクは存在しない。しかし、既にその特性を模倣した対象の力を使用する際には、対応した生体リンクの紋様が体表に浮かび上がるようになっている。

漆間の“傍らに立つ影”は、彼と幼少期を共にした12人の実験体たちの死体の影の｜混成体《アマルガム》であり、黒い外套を身にまとった白面の人型生物の｜像《ヴィジョン》を取っている。
状況に応じて姿を変える“影”は、周囲の人間のレネゲイドを取り込むことで、より純度の高いそれぞれのシンドロームの力を発揮することができる。使用するシンドロームの力を変更する度、身に着けている仮面の形状や、僅かながらに性格などにも変化が生じており、これらは、「素体となった子供たちが、今も生きて居た場合の精神的成長の結果」が現れているものであると言われている

仮面ごとの能力・人格