ＦＨが支配する世界において、Ｎ市レジスタンス（ＵＧＮ）の支部長を務める男。全身の大部分を磁力による形状維持による高い靭性の獲得を可能とする特殊な液体金属に置換しており、その義体を利用して、FHとの闘いの最前線にてレジスタンス達の指揮を行っている。
　部下の前では仲間想いで正義に燃える熱い男を演じる事でＮ市レジスタンスの士気を高めているが、彼の心の奥底には常人には抱えきれぬ程の「未来への絶望」と「世界への嫌悪」を湛えている。同志である桐谷雄吾の前だけは、その本心の一部を曝け出す様に弱音を吐いてしまう。

　彼が持つＯＶとして能力は「鋼鉄の義体で仲間を庇う」事に特化している。

銅牆鉄壁(ドウショウ-テッペキ)

　義体の大部分を占める液体金属を磁気で操り、味方を攻撃から庇う。技名は、銅の垣根と鉄の壁を意味し、守りが非常に堅いことの例えに使われる四字熟語。

金城鉄壁(キンジョウ-テッペキ)

　本来は反応する事すら難しい攻撃すら強力な磁力の結界で絡めとり、威力とスピードを減衰させた上でその身に引き受けるカバーリング技。技名は、金属や鉄で出来た城壁という意味から、並外れて固い守りのことの例えに使われる四字熟語。

衆心成城(シュウシン-シロヲナス)

　技名は多くの人々が心を一つにすれば、城を築くほどの強大な力になるという意味の四字熟語である。その名の通りレジスタンス達の想い・願いの力を一身に集め、それにより自身の身体を巨大化させる事によって背後にいる“未来ある者たち”を庇護する白銀の城と化す。

土扶成牆(ツチタスケテ-ショウトナス)

　自身を構成する液体金属を磁力操作で伸ばす事で半径１０ｍ以内で作戦を遂行している部下を襲おうとする悪意から身を挺して守れる様にする。技名は、土を集めるとお互いにくっついて垣根になるということから、人々がお互いに力を合わせて物事を成し遂げることの例えとした四字熟語。

　まだＵＧＮが健在であった頃。彼はＦＨエージェントに妻（霧江）を殺されたショックでオーヴァードに覚醒した。その後、自暴自棄となり、犯人が帰還したＦＨの施設に単身乗り込む。当然返り討ちに遭い、瀕死の重傷を負ったが、ＵＧＮに救助され、失われた身体の大半を機械化治療により補った事で一命を取り留める。
　ＵＧＮにはこの件で恩義があり、彼らが掲げる大義にも共感した。残された娘(沙羅)の未来の為に、彼はＵＧＮのエージェントとなった。だが、その思いはＵＧＮ内で起きたクーデターによって踏みにじられる事となる。世界はＦＨによって統制され、非ＯＶ且つＵＧＮエージェントの娘にはこの上なく危険な世界と化してしまった。
　

①初期作成（2023/12/16）
　環境：基本、上級、ＩＣ、ＥＡ、ＬＭ、ＨＲ、ＩＡ

　ガード値・装甲値(購入)・ＨＰダメージ軽減を併用したカバーリング専業の運用。オートエフェクトを多用する為、重圧・暴走対策に「ガーディアンズサイン」を所持。