容姿・経歴・その他メモ

生まれた時から発電細胞があったのか良く色々な家電を壊しており、家族は「気味が悪い」と言って車で置き去りにした。
その家族もがけ崩れに遭い、何の因果か唯一生き延びてしまった。

その後保護された施設で、俺は「適正有」とされたらしい。
良く分からない薬やら低酸素環境での運動やら。色々やらされた。
何でも「雷帝」と呼ばれる存在を人造(つく)りたかったらしい。
良く分かってない力を良く分からないまま再現しようとしたってそりゃあ無理だ。
結果は惨敗。俺は失敗作だった。
運良く、いや運悪く「雷帝」の力を発現させた子もいたらしい。
体は切り刻まれてその子は脳だけになっちゃったらしい。
今も生きてるんだろうか。

俺は研究員の「神門　幸恵」っておばちゃんに擁護されて「外」に出る事が出来た。
その後は普通のチルドレンとして訓練を受けていくつかの任務に就いた。

「外」は刺激的だった。真っ白な研究施設とは大違い。
任務はだいたい簡単に終わる。雷を発生させてその辺を焼き払えば後は黒焦げになったモノが残るだけ。
たまに生き残るのがいるのが心底意外だけど。


人の役に立つのは思ったより楽しい。
結局のところ、俺はこの狂った生活を楽しんでいるようだ。

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