4年前UGNにより確保されるまで犯罪組織に人体兵器として運用されていた。
確保される直前、『兵装』の暴走事故を引き起こし記憶を失った模様。

蒼、及び『兵装』によって引き起こされた人的、物的被害は甚大なもので被害総額は1兆円、犠牲者は1000名を超えている。
ただし覆面を行っていたことや蒼の記憶がないこと、当時とは名前が違うことからプロフィールや外見からこの事実に行き着くことはほぼ無い。『兵装』を除いてだが。

高いレネゲイド適性があったため5歳の頃に誘拐、オーヴァードとして覚醒させられた経緯を持つ。
生み出した組織と運用していた犯罪組織は別組織であることが確認済みである。だが前者が何者なのかは未だわかっていない。

情報に触れ記憶を取り戻した際に敵対することを防ぐため、蒼のアクセスレベルは意図的に低く設定されている。
UGN以外に居場所がないため無理矢理突破するような事態には至っていないが…

レネゲイドの兵器転用を目論んだとされる組織により開発された兵装。
大気中のレネゲイドをエネルギー状にまで縮退圧縮を行い、対象へ照射するものでその出力は戦車をも一撃で粉砕する。
使用者に膨大なレネゲイドを制御できる才能を要求することから、それを使用するためのオーヴァードとして蒼が作成された。
また圧縮する過程に問題があるのか発射する度使用者の体内レネゲイドも「持っていく」。その苦痛は常人であれば照準どころのものではないと言う。

蒼はよく初対面の人間には空がどう見えているかを聞く。
これは支部に来た際滂沱にされた、空が何色か考えたことがあるか、という質問に何も返答できず以来考えていたことによる。
そしてよく見上げる内に空を見ること自体が好きになり、他の人がどのように見えているか気になったという。