【Shailendra】
ケーラ家の従者。元は平民であったが、両親と死別後、元々ケーラ家に仕えていたラジャに拾われ、そのまま養子となる。
ケーラ家、特に生まれた時から仕えている直属の主君であるアディラには従順であり、今は亡きラジャ、引いては先代、先々代の意志を受け継ぐ者として生涯を彼女に捧げることを誓っている。
良くも悪くも感情が表に出ず、言葉を選ばないが、主君の事となると感情が前に出やすい。
親しき者はシャルと呼ぶ。

【｜受け継がれし意志《ガーンディーヴァ》】
神に創造され、長きに渡り様々な使い手を選んできた神弓ガーンディーヴァの名を冠するオーヴァード。その名に違わず、白き弓を創造し雷神の如き矢を放つ。
ラジャの犠牲により覚醒するが、当初は出力が不安定であり、自傷することも多々あった様である。
《感覚閉鎖》を会得している為か、傷つく事に迷いがない。

【憎しみ】
内なる憎悪は、全て己の過去が形成したものである。
平民であったシャイレンドラは貴族の気まぐれに逆らえず、為す術もなく一家ごと壊されてしまった。
自身の目の前で幼子の玩具の様に弄ばれる両親と、無力な自分。そこに存在したのは圧倒的な力の差と、シャイレンドラの憎悪だけである。