彼を遺産"竜の因子"の被検体にした人物は他ならぬ彼の両親で、出世の欲しさに自らの子供を生贄にしたわけである。
しかし千聖は遺産の適合実験に失敗、辛うじて生き延びたものの、適性が低いために両親のほしい"竜"にはなれなかった。
その上に自分の血にすら焼かれてしまうため、両親に"失敗作"として貶められ、冷遇されていた。
彼は最初こそ努力して両親に愛情を向けてほしかったが、時の流れにつれて冷めていき、やがてとある事件をきっかけに両親および自分を実験体にした科学者たちへの復讐に踏ん切りがつく。
UGNの力を借り、当時の実験に関与した研究者の大半を牢獄に入れ、両親も交通事故に見せかけた事件で寝たきりにした上、罪を実験の担当者に擦り付けた。
またこの担当者は表向きとして逃亡途中で死亡したとされているが、本当は生きている。
千聖曰く「生かして苦しませるほうが恨みを晴らせる」らしく、死亡証明を偽造して社会地位も歩行能力も奪った上、誰も知らない地下の実験室にで飼い殺していた。