少し明るい茶髪をウルフカットにした少年。
気だるげな印象をもたれやすい

後述する過去のトラウマの影響もあり、神経質で気怠げな態度が多い上に本人も認めているほどに口が悪く、人付き合いが苦手で何かと勘違いされることが多い。
また、「親しくなった人々との別離」への忌避感が強く、孤独になることを選びがちである。
ただし必要であれば最低限の行儀は弁えていたり、一度懐に入れた相手には優しさを見せる一面も。
よく言えば「ツンデレ」「誤解されるタイプの人間」である。

読書、音楽鑑賞(主にジャズや昭和歌謡)、ツーリング。
ハーモニカ、ピアノ(どちらも両親が死んでからはやっていない)

元々は一般家庭出身であり、ごく普通の心優しい少年だった。
転機が訪れたのは小学生の時に自身の家族と幼馴染一家で遊びに行った遊園地でのこと。
いつもと変わらぬ家族ぐるみの行事のはずだったそのイベントが、惨撃の始まりだったのだ。

──横には血まみれで倒れ伏す両親、後ろで恐怖で固まる幼馴染一家。

──目の前に立つ“異形の存在(ジャーム)”と、怪物が幼馴染に向けた一撃。

──そして、その一撃から幼馴染を庇い致命傷を負った自身。

あとは何があったか思い出せない。
しかし確かなことは一つ。

──自分はあのとき死に、覚醒した力であの怪物を討ち滅ぼしたのだ。

そうして少年はオーヴァード──幼馴染から「化け物」と罵られた「神よりも強き矢(ウプウアウト)」となった。

その後はUGNに協力するイリーガルとしての身分を手に入れ、その後ろ盾を利用して地元から離れ、アルバイト感覚でなんでも屋をしつつ不良学生として生活を営んでいる。

覚醒したシンドロームはキュマイラとハヌマーンであり、基本的にはその強靭な肉体を完全獣化により強化して行なう肉弾戦が本領……なのだが、前述した一連の事件によるトラウマから、完全獣化を使用したがらない。
そのためUGNが独自に開発した近接格闘向け強化装甲服を使用して戦闘力不足を補っている。

キャラ造形のモデルは仮面ライダー555の乾巧。
彼と同じく加点方式で人付き合いを決めていくタイプになる予定