容姿・経歴・その他メモ

市内何処か雑居ビルの一角で探偵業、情報屋を営む。
昼夜逆転生活にて夜間営業のみ。
昼間は寝て暮らし、従者に諸々任せている。
戦闘も従者頼りである。

従者はとある女性を模した姿で現れる。
UGNをいまいち信じ切れないでいる。

一人称：俺
従者の名前は　ベルコさん

－－－

常に寝不足なのはずっとそう。
寝ても寝ても足りない。
コンビニの深夜バイトの常連だ。「枝垂君、シフト全部夜いいよね？」
おかげで昼夜逆転生活も板につき、昼の日差しが眩しくてしょうがない。

ある日、どうしても買いたい物があったんだったか、昼間に出掛けた。
真夏で死ぬかと思った。
避難でカフェに行く。お、地下のお店だ。

…メイドカフェだった。

コンカフェ行くの初めてなんですけどぉ？！
そこで運命の出会いをする。

眼鏡をかけ、セミロングでメイド服のとても似合う彼女だった。

俺は昼人間になる　と決めた瞬間だった。
通った。
通いましたよ。
源氏名：スズコさんに会う為に。


出会いも突然なら別れも突然。

急にパタリと会えなくなった。
一昨日も昨日も。あんまり問い合わせるのも申し訳無いからトボトボ帰る。

……裏路地。暗いし近道だしよく通るし。
ここから記憶が曖昧なんだけど、
バケモンに襲われました。
いやちょっと、ウーウー言ってるから「大丈夫ですか？」って声掛けたら俺、斬られたらしい。

誰か来た。

…スズコさん、だった。
メイド服の、彼女。でも、何だかボロボロだった。
ボロボロなのに、俺を庇って更にボロボロになりながら、バケモンを追い詰めてくれた。


「―ねぇ、戦えるんでしょ」


その一言。
そうしたら何か、今まで眠かったのとかああそうだったんだって急速に理解してさ、
傷口広げて血ぃ出して爪にして、で、そいつは死んだ。

あのメイドカフェはUGNが出資している隠れ蓑の一つだったんだ。
そっから、勧誘もされたけど、何だかイマイチ信じ切れないし。スズコさんにはそれから一度も会っていない。
…色々おかしかったんだ。もしかして、体よく利用されたんじゃないか俺は。

でもまあそうだな、頼まれたら手伝うよ。
バイトの面接も受けは悪くなくてさ、話聞くのだけはまぁ得意だった。
更に情報流れても「コイツ、昼間は寝てるだけだし」と、「起きたら伝えといて」って
何だか都合の良い伝言板のような事をしていたら、情報屋みたいになっていた。
誰かの手伝いをするのも別に嫌ではない。

…ふと、スズコさん何してんだろ今って考えてたら手が滑った。
果物ナイフで切っちまった。血が出た。


･･･会えるんじゃね？


そうしたら目の前によく似たカノジョが現れた。俺は貧血で倒れた。
従者と言って、代わりに色々仕事してくれるらしい。


夜だけ営業の事務所、今日も開店しよう。
受付はメイドさんだ。料金もらえれば相談次第でわりと何でもやるよ。

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