ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

マーガレット テイラー - ゆとシートⅡ for DX3rd - ゆと工公式鯖

孝行者(ファミリスト)マーガレット テイラー

プレイヤー:ドソキーユング

それが「親孝行」ってものでしょ?

年齢
15(推定)
性別
星座
不明
身長
159cm
体重
50kg
血液型
不明
ワークス
UGNエージェントC
カヴァー
NGO代表理事
ブリード
クロスブリード
シンドローム
ノイマン
ソラリス
HP最大値
27
常備化ポイント
+10=20
財産ポイント
8
行動値
7
戦闘移動
12
全力移動
24

経験点

消費
+34
未使用
0
フルスクラッチ作成

ライフパス

出自 物心ついたとき、私に本当の家族と呼べる人はいなかった。
天涯孤独
経験 あの時目を覚ましたのが私だけでありますように。
永劫の別れ
邂逅 すごい怖い人。でも学ぶところもあると思う。
好敵手:黒崎剛道
覚醒 侵蝕値 “あの人”を見た瞬間気づいたんだ。あの人は…
感染 14
衝動 侵蝕値 一人ぼっちは…嫌だな…。
飢餓 14
その他の修正2ブラックマーケット
侵蝕率基本値30

能力値

肉体1 感覚1 精神5 社会4
シンドローム0+0 シンドローム0+0 シンドローム3+1 シンドローム1+3
ワークス ワークス ワークス1 ワークス
成長1 成長1 成長 成長
その他修正 その他修正 その他修正 その他修正
白兵5 射撃 RC1 交渉
回避 知覚 意志1 調達1
知識:遺産2 情報:UGN1

ロイス

関係 名前 感情(Posi/Nega) 属性 状態
Dロイス 記憶探索者(メモリダイバー) いつでも使えて他人のタイタス(昇華済でもヨシ)をシナリオ1回までロイスに戻す。その後自分の侵蝕+1D10
シナリオ ヴァシリオス・ガウラス 親愛 憤懣 間違ったことをしてるんだから止めなくちゃ。
出自 アリオン 友情 隔意 昔からの友達。でも何か隠してる気もする。気のせいかな?
経験 孤児院の子供たち 連帯感 哀悼 何の罪も無いあなた達の魂が、ちゃんと天国へ行けてますように。

エフェクト

種別名称LVタイミング技能難易度対象射程侵蝕値制限
リザレクト 1 オートアクション 自動成功 自身 至近 効果参照
(Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇
ワーディング 1 オートアクション 自動成功 シーン 視界 0
非オーヴァードをエキストラ化
ブラックマーケット 1 常時 自動成功 自身 至近
常備化ポイント+10*Lv 基本侵蝕率+2
インスピレーション 1 メジャーアクション 自動成功 自身 至近 2
GMに対して直接質問できる。シナリオ中Lv回まで
コンセントレイト:ノイマン 3 メジャーアクション シンドローム 2
組み合わせた判定のC値を-Lv(下限7)
コントロールソート 1 メジャーアクション 〈白兵〉 対決 武器 2
白兵を精神で判定
マルチウェポン 1 メジャーアクション 〈白兵〉〈射撃〉 対決 武器 3
武器2つ使う 達成値-(5-Lv)
アドレナリン 3 メジャーアクション
リアクション
【肉体】 3
ダイスを+Lv+1
オーバードーズ 2 メジャーアクション
リアクション
シンドローム 4 100%
組み合わせたエフェクトのレベルを+2 シナリオ中Lv回まで
ドクタードリトル 1 常時 自動成功 自身
いろんな言語を喋れる
麗しの容貌 1 常時 自動成功 自身
美人で健康

コンボ

組み合わせ
コンセントレイト:ノイマン、コントロールソート、マルチウェポン、アドレナリン、日本刀
タイミング
メジャーアクション
技能
白兵
難易度
対決
対象
単体
射程
至近
侵蝕値
10
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%未満
5+4
7
5+-4-2
10
100%以上
5+5+3
7
5+-3-2
10

組み合わせ
コンセントレイト:ノイマン、コントロールソート、マルチウェポン、アドレナリン、日本刀、オーバードーズ
タイミング
メジャーアクション
技能
白兵
難易度
対決
対象
単体
射程
至近
侵蝕値
14
条件
ダイス
C値
達成値修正
攻撃力
100%以上
5+7+3
7
5+-1-2
10

侵蝕率効果込みで3回まで

武器常備化経験点種別技能命中攻撃力ガード
射程解説
日本刀 5 白兵 〈白兵〉 -1 5 3 至近 携行性に優れた小型の日本刀。金属探知機にかからないように樹脂で出来ている。
日本刀 5
一般アイテム常備化経験点種別技能解説
ウェポンケース 1 日本刀選択。オートアクションで装備可能。

服の色んなところに隠しポケットのようなものがある。
ウェポンケース 1

経験点計算

能力値 技能 エフェクト アイテム メモリー 使用総計 未使用/合計
20 10 134 0 0 164 0/164
侵蝕率効果表

現在侵蝕率:

容姿・経歴・その他メモ

過去

 物心ついたときには私は既にその孤児院にいた。曰く親から捨てられた子供や何かしらの理由で家に帰られなくなってしまった子や他の家族が死んでしまって身寄りの無い子たちがいるらしかった。子供たちの中には元の自分の家や家族が恋しいという子も多かった。そんな彼らの話を聞く度に、私は自分が幸運だと思った。私は親の顔も名前も、そもそも本物の家族というものが想像の範疇になかった。元々あった物を失ったから悲しみ、それを引きずるのだ。初めから持っていないのなら失って悲しむことはない。それに私は孤独でもなかった。私にはいろんなことを教えてくれる秘密の友達がいた。

 随分と寂れた街の寂れた孤児院は見た目に違わず碌なところではなかった。孤児院の子供達にはノルマというものがあった。朝になったら毎日近くのスクラップ置き場に行き、金目の物を探し、それを対価に食事や寝床を得られる。人権問題も甚だしいが、しかしこの日々のおかげで私が彼に出会えたのもまた事実だ。あの日、私はゴミ山の1つから声を聞いた。始めは私と同じようにゴミ漁りをしている子が誤って埋もれてしまったのかと思った。しかし掘り返してみるとなんと声の主は黒く汚れたペンダントだったのだ。「アリオン」と名乗る彼は私が知らないこの街の外の世界に詳しくていろんなことを教えてくれた。きっと彼は孤児院に置かれていたボロボロの絵本に出てきたような魔法のペンダントなのだろうと思った。私は彼を売らずにこっそり隠し持つことにした。

 ある冬の日の夜。その日はひどく冷たい風が吹いていて、壁の隙間を避けて体が空気に触れる表面積を減らすのに苦労して中々寝付けなかった。だというのに私は茹るような暑さに目を覚ました。視界の端で赤い光がちらついていて、早く逃げなければいけないと思ったのに身体が全く動かなかった。アリオンの焦ったような声が全く聞き取れない。朦朧とする頭の中で、私かアリオンか、それとも他の誰かの声のようなものが響いて、私は意識を失った。

 次に目が覚めた時、私は燃え盛る街の中を走っていた。建物が次々と崩れ、怪物のようなものが暴れ回る地獄のような光景だった。にも関わらず私の足取りには一切の迷いもなく、まるでどの建物がどう崩れるのか、怪物の死角がどこにあるのかを完全に理解しているかのようだった。
 そうして私はしばらくの間逃げたり隠れたりして過ごした。不思議と空腹や疲れは感じなかった。そして気付けば辺りが静かになっていた。恐る恐る隠れ場所から這い出ると、燃え残った建物、瓦礫の山、互いに殺し合った怪物たちの死体。それらの向こうに、『あの人』がいた。

それでね。


その時、私は理屈じゃなくて魂で理解したんだ。自分でも気づいていなかった心の空洞が満たされていくような感じがした。この気持ちを知らなかったことのほうがずっと不幸じゃないか。そう思った。そうだ。間違いなくあの人が。あの人こそが_私のお父さんなんだ。

プロフィール

年齢:不明(10代半ばから後半と推定)
シンドローム:ノイマン、ソラリス
発見:マスターレギオンとストレンジャーズが衝突した際ワーディングの中行動するのを付近にいたUGNエージェントが発見し保護。
概要:アリオンと名乗るオリジン:ミネラルのレネゲイドビーイングと行動を共にする2人組のオーヴァード。「“マスターレギオン”ヴァシリオス・ガウラスの娘」を「自称」している。実際に彼女がマスターレギオンの娘であるという証拠はなく彼女自身その確証に根拠は無いらしい。
能力:外部に直接干渉する力は極めて低い。例えばソラリスの力で生成した薬品を自分で外部に散布したりすることができない。しかし体内での薬品生成能力は高く、血液検査の結果、「記憶探索者」の適性があることが分かっている。
性格:正義感が強く、特に自分と同じような孤児を助けようとする傾向がある。マスターレギオンのことを自身の父親であると考えながらも彼の行動には否定的であり、「実の父親の過ちを正すのが娘としての正しい親孝行である」という考えのもとマスターレギオンを捕まえてその罪を反省して償わせることを至上命題としている。
活動:特定の拠点を持たず、世界各地の支部と協力関係を築きながらマスターレギオンの捜査を行い、実際に複数回激突している。

ざっくり

クソみてえな孤児院で育った子。ある時街にやってきたマスターレギオンのせいで覚醒。その時何故かマスターレギオンを自分の父親と思い込むようになった。でもなんかお父さんめちゃくちゃ悪い事やってるから捕まえて罪を償って欲しいと思っている。

 その日、街には桃色の霧が発生した。有毒ガス発生の恐れ有りとして(実際問題有毒といえるだろう)近隣の住民の避難が行われたが巻き込まれてしまった人々は少なくないだろう。幸運なのはこのジャームの正体についてはもう調査がそれなりに進んでいて情報が出回っていることだろう。そして最も不幸なのは近辺のUGNエージェントは別の緊急事態でオレ以外は軒並み出払ってしまっていることだろう。それでも仕方がない。今この街を守れるのはオレだけだ。オレはガスマスクを深く慎重に被った。

 この霧の発生源となっているジャームは記憶探索者(メモリダイバー)という能力を持つソラリスだ。本来ならこの力は同意のない相手には正しく機能しないはずなのだがそこは流石ジャームと言うべきか。この霧をまともに吸い込むと最も幸せな記憶が引き摺り出されるそうだ。この霧の中にいる人々はその記憶に囚われてしまって、虚ろな目をして立ち尽くしている。オレは霧の中を歩く。中心に向かって。何人もの人々が立ち尽くしている。それはきっと件のジャームも同じなのだろう。だがそのジャームは見れば一目で分かるはずだ。
そのジャームは「ポイズンフォッグ」や「彫像の声」のように外部に物質を発散することができない。故に…

 オレは目的のジャームに行き当たった。それは1人の少女の姿をしていた。しかし。その耳から、鼻から、口から、目から、そして皮膚の薄いところからさえ、桃色の液体をドクドクと垂れ流している。彼女は物質を直接散布する手段を持たなかった。彼女は何かどうしても忘れたくない記憶があったのか。それとも誰かにどうしても思い出して欲しい記憶があったのか。彼女は「オーバードーズ」をした。過剰生成される物質をさらに過剰に生成した。その身体に収まらない程に。溢れた揮発性の液体は霧となって街を覆った。

 オレはジャームに向き合う。頭がズキズキと痛む。あまり時間はないかもしれない。オレは地面から何丁ものマスケット銃を生み出し、全ての銃口を向ける。そして
「             。」
彼女のその言葉に、オレは覚えがあった。遠く色褪せたはずの記憶。今は無き日常の思い出。人生最良の思い出が脳内に描き出され埋め尽くす。
オレは。
引き金を引いた瞬間その全ての記憶がまた色褪せてしまう気がして。
その躊躇をジャームは見逃さなかった。一振りの刀がガスマスクを切り裂く。慌てて左手で口と鼻を覆い右手の銃を突き出す。距離を取らなければならない。しかし彼女は突きつけられた銃口を一切意に介さずさらにもう一本の刀を抜いて。


その刀で自身の首を切り裂いた。


 その瞬間、彼女の頸動脈から真っ赤な鮮血____ではなく。彼女は身体中から出血するかのように液体を生成していた。体が耐えきれず、溢れ出してしまう程に。そんな状態で首を切ったのなら。

 彼女の頸動脈から蛍光ピンクの毒々しい液体が溢れ出す。霧状になったものを吸い込むだけでも危ういその原液が浴びせられる。マズイ。このままでは危険だ。早く引き金を引かないと。早く。そうしないとみんなを守れない。みんなを………いや、何を考えているんだ?みんなならここにいるじゃないか。そうだ。誰かを守れなかったなんて一体どこから出てきた勘違いなんだ。ああ。何もかもが懐かしい。

*



 少女の歩みに合わせて目を虚ろにした人々が歩いていく。その瞳は現実を映さない。ただ過去の思い出にしがみついている。あるいはそれは正しい記憶ですらない。人生最良の思い出を元に捏造された存在しない最高の思い出。誰もが記憶に溺れていく。

 少女は歩く。まるで泣いているかのように目から桃色の液体を流しながら。ありもしない幸せな思い出を思い出しながら。どこにも幸せな明日が無いことに絶望しながら。記憶溺没者(メモリドラウナー)は空っぽのアルバムに父親と友人達との幸せな日々を詰め込んでいる。

セッション履歴

No. 日付 タイトル 経験点 GM 参加者
フルスクラッチ作成 34

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