容姿・経歴・その他メモ

元ステイト・オブ・グレイス所属の青年、現在は日本のレネゲイド犯罪を生業とする組織の「ジルマフィア」に所属している。
生まれや親は純日本の日本人だが彼の活動の記録のほとんどは海外で確認されている。経緯は不明だがステイト・オブ・グレイスとして様々な活動をしていたというのも確認できるかもしれない。

人格

性格はアウトローと言う言葉そのものとも言えるもので、粗野でルール無用、マイナスな言葉は平気で使い優しさは欠片も感じられないような人間であるというのがすぐにでも分かる。
このような性格になった経緯は分かりやすく、SoGに所属する前、彼がどこかの国に捨てられていたことが原因に挙げられる。なぜ寒いのか、なぜ親がいないのか、なぜ独りなのか、そんなことを考えるよりも"生きたい"という生存本能であり感情に従い続けた結果による人格形成である。生きる為ならどんなこともした。汚いことはいくらでも、残飯漁りやスリ、挙句の果てには殺人をもしていた。殺人は特に幼い頃の彼にとって天職だった。それが出来る力を持っていたのだから。異形の力を使い殺し、生きてきた。それがレイジと言う男である。そのことはSoGに入っても変わらなかった。
優しさは欠片も感じられないと書いたが正しく言うなら「優しさを極力表に出すことはしない」のだ。彼は優しさで生きることはなかったのだから。本質では優しさを捨てられないがこれまでの経験や仕事柄でそれを覆い隠しているのだ。彼はいくらでも冷徹になれるが、冷血にはなれないのだ。

戦闘スタイル

戦闘スタイルはエモノの武器を持っての近接戦闘、ハヌマーンのスピードを活かした高速移動と斬撃で相手を斬り落とすのが彼のスタイルである。彼のエモノは特別製でその柄を手にする度にレネゲイドが狂いだすのだが、彼はその狂うレネゲイドを我がものとする術を持っているらしく、逆に自身の強化に繋げるなど戦い慣れている節が見られる。本領は時間を超えた連撃であり、一瞬に相手を切り刻む戦闘スタイルをどこまでも昇華させられる。またオーヴァードに限っては荒れ狂うレネゲイドが相手を滅ぼすに向いていることもあり、対オーヴァードでは一線級の活躍を見せる。

"クリミナル"

零獅のコードネームにして武器の名前にも用いられている単語、犯罪、罪を犯している等の意味を持っており、零獅曰く「俺を表すにピッタリだろ」とのこと。実際SoG加入前、SoG所属期と彼の活動の大半は犯罪で彩られている。筋金入りの悪とも言えるだろう。殺人を主にSoGの実験体の確保の為の誘拐、要人暗殺など挙げればキリはないだろう。クリミナルという言葉と零獅は切っても切り離せないのだ。彼の名前とこの言葉をもじってクリミナル"レイジ"として裏社会で恐れられるほどとなった。

クリミナルレディ

零獅のエモノである暴走剣をベースにしたオンリｰワンの武器、元の暴走剣をベースにSoGが魔改造を施した武器、"レッドレディ"を零獅がさらに自分用にチューンカスタマイズしたものである。元のレッドレディは片刃の剣にバイクのブレーキとエンジンを取り付けて刃の白熱化と取り付けたエンジンによる剣戟の速度の上昇によって破壊力の工場を目指したものである。ただ欠点としてエンジンなどを取り付けた結果武器のウェイトが増し、取り回しの悪いピーキーなエモノになってしまっていた。それをあっさりと使って見せたのが零獅でありレッドレディは零獅専用のものとなった。ちなみに最近はガタがきているのか幾分か武器の調子が悪くなっている。
ちなみにクリミナルレディには"犯される乙女"といった意味を込めている。ああ下品。

ステイト・オブ・グレイスにて

犯罪でなんとか生計を立てていた中で彼はある時、ステイト・オブ・グレイスのリーダーであるアンドリュー・ウォンとSoGの信者たちと出会うことになる。ウォン曰く"キミは選ばれた"とのことで、零獅自身は胡散臭く感じていたもののこれまで以上の生活が出来ることを条件にSoGにエージェントのような立ち位置として参加する。
SoGに入っては実験体の誘拐、SoGに害を為す人間の暗殺、FHへの出向と様々な事をしてきた。生活は遥かに良くなったがSoGのオーヴァード至上主義の雰囲気は気に入らずにいた。この雰囲気を気に入らないことが後々のジルマフィアへの転職に繋がる。
ちなみにSoG内では暴力専門であり、SoG内でも気に入らない相手は殺すなどしていた。

対抗種について

元々彼は対抗種の力は持ち合わせてはいなかった。むしろ彼のレネゲイドは戦ううちに対抗種に変質していったと言えるだろう。その原因と思われているのはレッドレディ、の元になっている暴走剣だ。暴走剣のレネゲイドの暴走を引き起こす力を用いて戦い続けているうちにレネゲイドが他のレネゲイドを犯し命を喰い尽くすものへと変質していったことが推測できる。なるべくして対抗種になったと言える。

零獅という"名"

どこかの国に誘拐され捨てられた幼い頃の彼が唯一記憶していた己を示す名であり小さな手に残った指標である。犯罪で生計を立てていたころからその名を通り名にしているほどある意味気に入っているものといえる。

龍翔という苗字

これはSoGに所属していたときにFHに出向していた際に彼がFHのデータベースと情報網を使って調べたもので、自分が何者なのかを調べるときにしったものである。また苗字だけでなく自分が何者かに誘拐されたこと、姉妹がいることも知ったのだがどちらも深く知ろうとはしなかった。姉妹と会う事は二度とないと確信しているし罪にまみれた自分が合えるわけがないと考え、誘拐した相手は今頃どうなっているかも彼にとっては知った事ではなかった。ただ多くのものを取りこぼしてきた彼が唯一その手に取れた温かなモノが"龍翔"という己の苗字だったのだ。

彼の好み

零獅の好きなものとして食事がある。これはかつての彼が残飯などを漁っていた過去が関わっていて、満足な食事を得られなかった過去の反動としての嗜好と思われる。ちなみに彼は手作りの料理が好きで、味が良かろうがレトルトや冷凍食品など温かみを感じない料理は好まず(食べられないわけではない)、不味くても人の手で出されたものを好んで食べる。明らかに焦げているものでも平らげるのが彼だ。毒が入っていてもオーヴァードなら簡単に死なないという事も踏んでいるため遠慮なく食べる。手作りで美味しい料理を出せるキャラなら彼を落とすのは造作もないかもしれない。

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