容姿・経歴・その他メモ

かつて「AL-10」という実験番号でUGNの研究対象となっていた。
過酷な実験の中、もう一人の実験体である「〇〇」と絆を深める。
同じ境遇の自分を「兄弟」と呼び、どん底の状況であっても希望を忘れず、こちらを鼓舞してくる彼の姿は、いつしかアルトの希望となっていた。

その後、体制の変化により実験は中止。アルトはUGNのエージェントとなる。
同僚となった「〇〇」とともに任務に出ることが多く、ふたりはいつしか組織でも有力なチームのリーダー候補に名を連ねた。
アルトは自身よりも、人の気持ちを慮ることができる彼のほうがリーダーにふさわしく、自分はそれを支える存在になろうと心に決めていた。

だが、事態は急変する。
『戯曲王のグランギニョル』。かつてない規模のレネゲイド災害に、エージェントたちは各地に散らばって事態の収束に当たった。
激戦を繰り広げ、無事部隊と合流したアルトに待っていたのは、彼が殉職した、という報告であった。
現地のエージェント曰く、要救助者の救助に向かった彼は、消耗しながらも彼らを懸命に庇い──最期は、『遺産』の力でジャームと化した元要救助者たちの凶刃にかかった、と。

アルトは友を、唯一の兄弟を失った。
しかし、世界は未だに脅威に晒され続け、再び『遺産』は人を怪物へと変えようとしている。
撃ち滅ぼさなければならない。どんなことがあっても。どんな犠牲を払っても。
そのために、この身体が滅びようとも。
アイツが愛したこの世界を、必ず守ってみせる。

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