容姿・経歴・その他メモ

２メートルを超える、分厚い戦闘用スーツをまとった兵士。
暗殺・斥候任務の経験もあり、戦場の死神と名高い歴戦の兵士。
遠隔攻撃を得意とするが、殺傷はもっぱら、体躯に見合わぬ高機動から繰り出される巨腕の握撃を主とし、その後の様相から「血塗れのヴェイン」と呼ばれるようになった。


【なかのひと】
シーア・マクリ（本名：シーア・ガウラス）
19歳　女性

トルコのイズミット地震被災孤児として、5歳までイスタンブールの叔母のもとで育てられた。しかし、オーヴァードとしての能力が発覚した後は家族や近隣の人間と折り合いがつかなくなり、叔母のもとを離れスラムでの生活を送った。２年後、好奇心旺盛なアマジグ人の青年に拾われ戦闘訓練を受けるようになる。青年の紹介から、リビア内戦では国民救済政府に所属する覆面の傭兵として異常な活躍を見せ、敵味方両方に恐れられた。その後は少なくとも3つの勢力を渡り歩いたあと身を潜めていたが、２年ほど前より民間軍事企業サイラグ・インターナショナル社を介してオーヴァードに関わる戦闘に参加するようになったことが確認されている。

覆面と合成音声により、彼女が女性であることを知っているのは、サイラグ直属の上官と他数名だけであり、かつて彼女を育てた青年や、当時ともに戦った友人はもういない。


以下はUGN職員による聞き取り調査の記録の一部である。

「ヴェイン？　あいつは気難しいやつだよ。必要なこと以外喋らないし、休憩中ですらあのクソ分厚いスーツを脱ごうとしない。俺だったら気が狂うね。でも悪いやつじゃあないと思うぜ。――え、なんでかって？　なんつーか、いつも無口なやつだけど、一度だけ……「みんなの故郷の飯」について話題になった時なんだが、すげー楽しそうに……ってまぁ、口調はいつもと変わらないボソボソ声なんだけど、いつもより楽しそうに話すんだよ。やれ、ドルマのコツはぶどうの葉にあるだとか、トマトソースは邪道だとか……俺があいつとの１年で話した会話より口数が多かったとおもうぜ。――それだけ？って言われりゃ、たしかにうーん……それだけなんだけど、なんつーか、わかんない？　俺はそういうやつ、結構好きなんだよなぁ……」――サイラグの輸送隊員

【アリオン】
叔母にもらった宝物として大切にしていたピアスだが、戦闘訓練を受ける中で会話ができるようになった。（シーア曰く、「声が聞こえたときは、トレーニングのしすぎで脳の病気になったと思った」）
シーアにとって唯一、本音をしゃべることができる相手。
シーアからの通称は「アリオン」もしくは（多くの場合適当に）「石」。

【ヴァリシオスとの縁】
シーアがガウラスの血を引いていることを知ったのはおよそ５年前。
オーヴァードとして人々に迫害された過去のあるシーアは、オーヴァードとしてオーヴァードのために戦うべきか、人として人のために戦うべきか長く悩んできた。腑に落ちる答えを彼女はまだ出せていないが、目の前の人間や仲間が傷つくのはもう見たくないという気持ちだけははっきりとある。
もし誰かを傷つける者がいるなら、それを止めるのは力を持つ自分の役割であり、それが己の父親であるなら――なおさら自分が行かなければならない。

履歴

袋シス第１章　
経験点：４０点獲得！

２章
経験点：４４点獲得！

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