デュークの得物であり銃の夜魔(ガンズデーモン)と名付けられた由来。二丁とも全長30cmを余裕で超える大型拳銃である。

ムーンブレイカー

　血で作られる大型リボルバー。弾丸まで血液で形作られており撃たれた者は傷口から体が溶ける。血液を操って弾倉に直接装填する芸当が可能。すなわち撃ちながらリロードできる。装填数は6発。
　ちなみに夏紅夜はこの銃を構えたデュークを見て一目惚れしたという。

特注大型自動拳銃

正式名称「.500S&Wマグナム弾カスタムオートマチック」
　.500S&Wマグナム弾を発射する自動拳銃という、はちゃめちゃな品物。FHの実験体にされた時に与えられたもので、ムーンブレイカーと共に昔から使い続けている。リロードが面倒くさくなると血液をマガジンに入れ込んでマグナム弾を再現する。つまりこっちでも撃ちながらリロードすることができてしまう。装填数は7発。

　10年前、とある会社で細菌の研究を行っていた彼は、同僚に誘われてちょっとした実験に付き合った。事故など起きようがないお遊びの実験のはずだった。だが、その同僚はFHエージェントであり完全なる不死を作り上げようとデュークを騙して実験体とし壮絶な研究が行われた。
　結局、完全なる不死の創造は達成されなかったが代わりに1人の強力なオーヴァードが誕生した。落ち着きがありユーモアに溢れた青年はこの時から性格が激変した。肉弾戦・銃撃戦において高い適性を示していたが、それは侵蝕率の上昇と引き換えであり「あのまま行けばジャームとなっていた」と本人は語っている。
　最終的にUGNがFHエージェントを撃破しデューク本人は極めて落ち着いたまま抵抗せずUGNに保護されて今に至る。