かつて第二次世界大戦中にイスの偉大なる種族と接触し強大な力を得た邪神因子保持者の力を手に入れようとした"偽神の心臓"が、彼女の遺伝子を利用して
大量のクローンを作っては廃棄を繰り返し、417番目に生まれた一応の完成体が彼女である。
クローン元は鋼鉄の義手義足を着用し近接攻撃主体の戦闘を行っていたが、
暴走した邪神兵器をその射程外から破壊する者として投入されたために義手は鋼鉄ではない。
「居場所」を欲しており、それに伴って依存する人間を欲していたものの、"偽神の心臓"にその相手は居なかった。
しかし、任務をこなすことで周囲から認められ、「居場所」を得られると信じて危険な任務に挑み続けた。

７歳の時、３回目の神殺し任務中に神からの反撃に会い、記憶喪失に陥る。
路頭に迷っていた所を現在のご主人に拾われ、住み込みメイドとして雇ってもらい命を救われた。
以降は友人にも恵まれ、充実した日々を送っている。
皮肉なことに、「居場所」を確保するために組織に媚びを売っていたのに、
記憶を失って初めて「居場所」を手に入れる事に成功したのだ。
……この「居場所」を守るためにはなんでもしようと固く誓ってはいるものの、
御主人が戦力を欲する事は希なため、自分よりもご主人の役に多く立っているカルシウムさんのＰＣに嫉妬気味。
シーナと言う名は、名を聞かれた時に417と答えたために、御主人がその場で付けた名前。勿論気に入っている。
「キーンナイフツヴァイ」は近接用の護身武装のはずだったが、メイドになってからは屋内での戦闘も多くなったために重宝している。

イス人のテクノロジーで作られた義足と、イス人の実験によって作られた超演算能力で戦闘を行う。
正確に攻撃をナイフやライフルで無力化しつつ、相手に着実に攻撃を当て、最後には勝つ。
……なお、レッドテンペストの反動は彼女の小柄な体では負担だが、記憶を失う前は使い手の事を考えずに装備させられ、記憶を失った後は、守るべき人々を効率よく守るために目の前の敵を倒す。そのために自身の肉体を厭わないという事で結局使用を継続している。
最近の悩みは、御主人から体を壊すからレッドテンペストは過度に使用するべきじゃないと言われている事。