容姿・経歴・その他メモ

幼少期に父親が家から出ていった。原因は冷え切った夫婦仲である。彼女が家で大人しくしていなかったり言うことを聞かないと決まってどちらかの機嫌が悪くなり、その度に些細なことで両親は喧嘩を引き起こした。幼少の頃の彼女は自分が良い子にしていなかったから夫婦間で喧嘩が起こり、結果として父が家から出ていってしまったと思い込むようになり、それが今でも負い目となっている。母親は父親が出ていってからだんだんと彼女にきつくあたったり、日常的に物を壊すようになり、彼女はあまり家に居づらくなるようになった。そんなこんなで時は流れ彼女が中学生になり部活は弓道部に入部した。弓の精度の方は良いものの弓道の型や理念等の理解があまりできていないために大会等では優勝を逃すもののそこそこの成績を収めている。
芹沢佳純は弓道部の先輩である。裕福な家庭で両親の愛を一身に受けながら育った彼女は、その優しい性格からクラスでは中心的な役割を果たし、部活では後輩から慕われる存在である。佳純は部活内であまり交流をしない夏織に対して気をかけており、夏織に対して度々親切にするも、当の本人は優しくされる度に表面的には笑顔で接するものの内心では貴女に私はわからないだろうという拒絶とひねくれた自分に対しての嫌悪感で惨めになってゆく。
敷島あやめとはクラスメイトであり彼女のトラブルメーカーっぷりには頭をかしげるものな幾つかの学校内のちょっとした事件を経て友情を感じる程度の仲である。
長屋芽衣は彼女の幼馴染であり、彼女が幾多もの辛い夜を耐えて過ごせたのは芽依のおかげであり、彼女が心の内を明かすことのできる唯一の人物である。それゆえ絶対の信頼を芽依に置いているが、もし彼女が父親と同じように突然自分の元から離れたら…という考えが時々頭によぎり、その度に動悸が止まらなくなってしまう。

セッション履歴