容姿・経歴・その他メモ

『概要』
　『3人』の幼馴染の一人。記憶の忘却により能力を忘れており、今は平穏な日々を過ごしている。
　しかし、忘却の彼方にて完全に払拭出来ぬ残り香。それは幼馴染として集まり、遊ぶ中でも他の二人に疎外感を与える程度には距離を取っていた。

　それは嘗て有った筈の『記憶』と『喪失感』、『恐怖』。何かを失って、悲しかった筈なのに。辛い筈なのに、思い出せない。そんな日々に、顔を合わす事など出来る筈も無く、マイペースな性格によって、幼馴染以外との広い交友関係で一人にはならない。何かを、思い出してしまう気がするから。

　彼は恐怖と共に己に眠るレネゲイドの力を恐れ、しかし、欲するのだ。


『経歴』
　元は政治家とビジネスウーマンの両親の産まれであったが、政治家の父が不倫による離婚。そして、相次いだ事故死。彼に色濃いトラウマを植付けるには充分であり、それがレネゲイドの喚起に関わっている。

　母子家庭の中で、母である弥生には感謝を示し、高校生故にはっきりと感謝出来ずとも、自分なりの恩返しや、早く社会人として働く事を目標としている影の努力家。やりたい事は見つかっては居ないが、母の伝手にて、「資格は裏切らない」との命にて、様々な資格勉強を遊びながらも行っている。それが将来の自身の目標の切欠になるのではないかと思ったからだ。

　そんな彼のレネゲイドの目覚めは喪う事への『恐怖』と『強欲』。それは間髪入れず父親を失った故の死に対する必要以上の忌避と、それ以上に今の幸福を求め続ける『強欲』から伝わるものであり、幸せを欲し続ける欲望として『飢餓』。正しく飢え続けている。

　彼のシンドロームもそれに由来し、恐怖としての黒き影。強欲故の束縛としての重力。それが彼の力の根源である。

　所有する槍は彼の影と魔眼が溶け合った力の象徴であり、肉体的な戦闘には向かずとも、影にて強引に体躯を制御し、重力と共に二重の刃にて討ち取る。そんなスタイルが基本。

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