容姿・経歴・その他メモ

●概要
弥栄市大安町にあるボロアパート「斜陽荘」肆号室の住人。
弥栄第一高校の三年生。（雨組）
3年に進級し、どこか張り詰めた様子の厄喪のことを心配している。

元ゼノスの中核メンバーたる24人のレネゲイドビーイングのひとり。
本名：昏岡　御津羽／クラオカ　ミツハ
1000年以上の時を生きるオリジン：レジェンドの独立型レネゲイドビーイング。
「彼女」とは1000年来の友人であった。

数年前に関東で発生した「雨四光事変」の真犯人。
この事件で数千人のオーヴァードを再起不能にして以来、
己の力を恐れるようになり、富士の樹海に引き籠った。
あることがきっかけでUGNへの参入を決意。
「雨を降らせるオーヴァード」が己の組織に牙を剥くことを恐れたUGN上層部は、
彼女がUGNに入る条件として、これまでの記憶を全て消去することを命じた。
記憶を消去された彼女は、現在、弥栄市のUGNイリーガルとして日常を守っている。


●雨四光事変について
数年前、関西のUGN連合とFH連合によるかつて類を見ない程大規模な戦闘が発生しようとしていた。
だが、ひとりの強力なオーヴァードが一夜にして双方の勢力を壊滅状態まで追い込んだことで事態は収束した
（このオーヴァードがUGN、FHに属するもの、またはどちらにも与しない第三勢力だったのかは不明である）。
そのオーヴァードがオルクスシンドロームで、天候操作能力を持っていたことから、雨四光事変と呼ばれている。


○誕生
雨神／闇御津羽神の伝承から生まれたレネゲイドビーイング。
遠い昔、村では干ばつによる飢饉が続いていた。
その村で、ある少女は古ぼけた社に祈りを捧げていた。
空腹にあえぐ中、村人達はある決断をする。
それは、雨神への人身御供だった。
数名の村人を雨神に捧げ、雨を乞う。それが村人たちの選択だった。
（資料によると、これは餓死者の増加に伴う口減らしを目的としていたのではないかとされているものもある）
少女もまた、その一人であった。
神に身を捧げるその日、少女はいつものように社に祈りを捧げていた。

そして、彼女は死んだ。
祈りが神に届いたのか、生贄の血を流すように激しい雨が降った。
そうして、春見は生まれた。
（その容姿はある少女に酷似しているようだ）


○平安の世、「彼女」との出会い
普段は人里離れた森の中で生活しており、人里に出ることはなかった。
そんな隠遁生活を送っていた中、「彼女」と出合った。
いつも訳知り顔で、お花の事についてとっても詳しかった彼女。
彼女と色々な話をした。最近あった出来事・趣味・好きなこと。いっぱい、いっぱい話をした。
……会えない時は、近況を和歌に綴って返歌した。

そして、私と彼女は運命と出会った。
──この世のものとは思えないほど、綺麗な青い花。
思わず息をのんでしまう程に、それは美しかった。
……その花は、残念ながら次の日の朝にはあっという間に枯れてしまった。
だから、「彼女」と私は約束をした。
「いつの日か、二人であの日見た、青い花を探しに行こう」と。
それから……私はずっと待ち続けた。何年も、何十年も。
だが……それっきり私と「彼女」が会うことはなかった。
「彼女」を探して、私は全国を旅した。何年も、何十年も、何百年も。
そのうち……長い放浪の旅で、私は「約束」を忘れてしまった。
……だから、長い刻が経った今でも、あの子が「約束」を覚えてくれていたのなら。
長く待たせてしまった分、今度は私があの子のところに行かなくちゃ。
……友達が間違った道を歩もうとしているのなら、止めなくちゃならないから。
例え友情が薄れ、壊れたとしても。それでも、私はあの子の……きょうちゃんの友達だから。


〇幸守厄喪との関係について
同じ高校のクラスメイトにして、大切な友達。そして守りたい人。
彼女との面識は弥栄第一高校に入学した頃からだが、実はそれ以前から彼女の事を知っていた。
「雨四光事変」で心痛め、富士の樹海で引き籠っていた頃。
不幸にも樹海に迷い込んだ彼女が、不幸にめげず懸命にも生き抜く姿に。
心を打たれた。
……彼女のような存在が居るのなら、これからもずっと守りたい。守っていきたいと思った。
UGNへの参入を決めたのも、これがきっかけ。

〇晴佐久虹花との関係について
大切な愛娘にして、守りたい縁。
自身(マスターレイン)を起源とする彼女は、その存在意義に苦しみ、揺らぎ続けていた。
現在では色々あって肉体・精神が退行し、幼児化。
その経緯から、彼女が独り立ちできるようになるまで守り育てていきたいと思っている。


○基本的スタンス
親目線。多少のやらかしは大目に見てくれるタイプ。
レネゲイドなんかなくたって人は生きていけると思っている。
人がレネゲイドの力を使うことは否定しないが、それに溺れることを良しとしない。
生贄となって死んでいった誰かを知っているから、自死に対しては否定的
それ故に、懸命に生き抜くモノの姿に惹かれているところはある
(自分が長命種というのもあるが)

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