スノーベールが引き起こした殺人事件に巻き込まれ、それらの事件を解決した後、自分のいた日常が
実際は薄氷の元に成り立っていたことを知ってしまった青年。スノーベールに攫われた赤松を救うため
自らの理性と身体を削って戦い抜いた。その後もUGNのイリーガルとして、民間人が危なくなりそうな任務にはたび
たび協力していた。大切な人がいなくなる、その悩みの種を排除するために。
自身の大切にしている人が攫われた事、そして世界の真実を見た事で明るかった性格は若干、影ががった性格
になり、時には不安に襲われることもある。明日、死ぬかもしれない―――その事実によって彼は日常を送ることを
縛られるようになった。

薄氷の日常を守るために必死に足掻く青年。カコデモンとの戦い、そして裏で暗躍するFHという存在を知ったことでより
神経質になっており、陽気な面もあまりでなくなってしまった。それでも、自分が過ごしている日常については
大切にしようと決めており、学校にいるときだけは普通の高校生として振る舞っている。
日常や自身の周りにいる人間を守ろうという強い決意を持っているが、レネゲイドがもたらす
破壊の衝動も増しており、その結果、障害となる物を破壊することで日常を守ると言う強迫観念に囚われつつある。
その一方でそれは失うことへの恐怖の裏返しでもあり、過剰な防衛反応でもある。葦原清美によって、その恐怖は
人間であるために必要なものと諭されるが、彼にはそれを気づき、受け入れる余裕は今現在はない。

小学生の頃、FHに所属しているジャームに拉致されそうになるものの、通りがかったUGNイリーガルに助けられている。幼い頃の陽佑を守りながら戦った際、そのイリーガルの血液が付着し、感染。その男のウィルスの種は、変異種であった。その記憶はUGNの処理班によって記憶を消去され、今はさっぱり覚えていない。

目覚める能力は様々な周波数、効果を持った波を発生させる。とくに凄まじい速度で振動をさせることが得意で、原子を高速で振動させることで高熱を発生させることができる。