名前も生まれもわからない戦争孤児の出身であり、周りには同じような孤児が沢山いた。
肉体を自由に動かせるようになったころには兵士としての訓練を受け、戦争に出ては敵を倒し、建物を破壊し、人を騙してきた。
1度目の転機は親代わりである組織が潰れ、残された孤児たちによって傭兵団を作り上げたことだろう。
普通であればまともな生活を送るべきなのだろうが、彼らにとっての普通は戦争だった。
実際彼らは優秀であった、勝てない戦いからはすぐに身を引き、その優秀さを生かし、数ある戦場で勝利を積み重ねた。
特に彼は生まれながらのオーヴァードであり、周りの人間と比べれば優秀と言わざる終えないだろう。
前の組織では実力を隠し、無能としてふるまい、自身が異端であることを隠し通した。
しかし、新たな傭兵団では自身の能力をあまり隠す必要はなかった。
仲間は皆、人間でありながらも異端である自身に迫る勢いだった、戦争の天才の集まりだったのだ。
その中で彼は最速の運び屋として常に動いた、有り余る身体能力とその不死の身体であらゆる戦場を東奔西走。
付いた呼び名は

『BORDER LESS(境界跨ぎ)』

その噂を聞いた時は仲間内で笑い合っていたがそれもまた戦術として組み込めるとむしろ噂を拡散させた。

2度目の転機、彼にとって人生が最も変わった瞬間は自身の傭兵団の壊滅だった。
彼が遠征中に傭兵団の仲間が数人の生き残りを残して皆殺しにされたのだ。


PL談

PC5　
カヴァー/ワークス　共に指定なし
シナリオロイス：吹雪　操

あなたはW市に住んでいるイリーガルである。
あなたは仕事として行方不明になったレネゲイドの研究者「吹雪操」を捜索している。
どうやらW市内で目撃証言があったので向かうことにした。