容姿・経歴・その他メモ

黒髪黒目、どこにでもいるような高校生。
原因は知らないまま両親が離婚し、色々あって姓と戸籍が母のものになっただけの、普通の高校生。
母はどこかの会社で研究者をしていたらしく家を空けがちだったけれど、愛してもらえた自覚はある。
だからそんな母を助けようとアルバイトに出ようにも、そもそも母だけで稼げるといって聞き入れてもらえなかった。まだ子供なんだから大人に頼れと言われたり、丁寧に反論を封殺されたりもしたし、バイト禁止の学校にぶち込まれもした。
だからといって諦められず何度目かの言い合いをした後に、母は会社に出掛けて行って……翌日に訃報が届いた。
『人並みの幸せと一緒に生きて欲しいから、お母さんは頑張るの』　――その日の別れ際に、そんな言葉を遺して。
馬鹿みたいだ。ふざけてる。どうしてそんな事ばっかり。
友達もいなけりゃ大人にも頼れないような私一人で、どうやって幸せに生きろって言うんだよ。

それからというもの、クラスメイトがいちいちバカ騒ぎをしているのを眺めたり、ヘンな転校生がやってきたりなどはしたけれど。日常は何ひとつ変わらないまま過ぎ去っていった。
昨日と同じ今日が過ぎ、今日と同じ明日が始まる。ずっとこのままの毎日が続いて、どこかでヘタクソな恋愛でもして、私は『幸せ』になるんだろうか。――漠然と、そう思っていた。

超能力とか運命とか馬鹿馬鹿しいと思うタイプ。
延々と続く日常をやめたいとどこかで思っていないわけでもなく、かと言って非日常にいざ触れると間違いなく初手は否定から入る。
クズなヤツは大嫌い。親父がたぶんそれに該当する為。

セッション履歴