彼女のオーヴァードとしての能力は特殊で「彼女が綴った文章の内容を現実化する」というもの。
破格とも言える能力だが「世界(読者)が納得する内容でなければいけない」という条件があり、例え『完全無欠の究極生命体に変化させる』や『永遠の絶頂を謳歌する』等の文章を綴っても、世界(読者)が納得するモノで無ければ現実化する事はない。
逆に『他者の攻撃はより鋭いモノとなる』や『今の攻撃は相手にとって致命の一撃へとなった』等の方が世界(読者)のウケが良く納得しやすいのか現実化し易い。
また、「彼女が綴った文章」…通称:『地の文』はその場のアドリブで書かれている。

『辻澤 なゆた』の筆名で小説【白夜の人狼狩りは最果てを見る】を執筆している。
内容は人狼に恨みを持つ《人狼狩り》の青年「クロス」と人を知らない無垢な《人狼》の少女「スピン」の愛の逃避行物語。
現在第3巻まで刊行。第4巻は鋭意執筆中…

詩織が演じている『僕』は、彼女にとって「かけがえのない人」であり、将来を誓い合う寸前の関係であった。
そして『僕』は「UGNエージェント」で、「FHエージェント」として潜入した『裏切り者(ダブルクロス)』だった。
『僕』と詩織が過ごしていた穏やかな日常は、ある日を境に『UGN』によって「『僕』の全てを奪われ、初めから『僕』という存在は居なかった事」にされ(「FHエージェント」として『僕』は処理され、彼女は強制的に記憶処理を受け)た…

HO4　辻道　双治
・感情：任意/脅威　ワークス/カヴァー：任意/任意
UGNへ渡りをつける場所にこの街を選ぶなんて、大した度胸の間抜け野郎だ。当然そんな大それた真似をするのだから、何か勝算があるのだろうが知ったことか。
舐めた真似をしてくれた以上、あなたのやるべきことは間抜け野郎に落とし前を付けるだけだ。