容姿・経歴・その他メモ

中学時代は四方堂の指導の元、全国レベルの剣士だったが、その強さは相手を見ておらず、ただただ空虚な己の心に由来することに気がついて引退、高校では剣士であったことを隠している

高校に入ってからは、世間一般でそれが正しいとされているというだけの理由で勉強に打ち込んでいるため成績がよく、表面的には優等生

夢も希望もなく、ただ無思考に日常を過ごす彼はまさに怠惰なる勤勉と形容されるに相応しい存在である

ちなみに、24歳の姉は女流棋士としていくつものタイトルを獲得して夢を叶えている

「姉さんみたいに夢や希望がある人のこと、すごく羨ましく思う………けど、どうしても俺は夢が持てない、希望が持てないんだ……どうすればいいんだろう」

――怠惰なる勤勉、変わらぬ日常。それがいつまでも続くと思っていた彼は、運命の出会いによって否が応でも変化を遂げる。果たしてそれが吉と出るか凶と出るか……今はまだ、わからない






[オリジン:明鏡止水(偽)]
『ただ間合いを見極め刹那の回避を行い、返す一太刀で敵を討つ。その繰り返しにあるのは敵との対峙ではなく己との戦い。
だがあるとき気がついてしまったのだ。その果てに何があるかに。真剣勝負の場において、自分は相手のことをすら見ていなかったことに』

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