◆共通
　半年ほど前、N市の一般の高校生であったキミは同級生である「苗ヶ瀬伊佯（なえがせ-いよう）」に「一緒に自殺をしないか」と持ちかけられる。提案を受けた直後はどうあれ、やがて何らかの理由でそれに賛同することとなったキミは、苗ヶ瀬・PC①／PC②とともに3人で飛び降り自殺を決行する。顕在あるいは潜在的に、キミには死ぬ動機があったのだから。ところがまもなくして、キミは一人ベッドの上で目を覚ましてしまう。周囲の人間が説明するには、自殺のショックによってオーヴァードというものに覚醒してしまったのだという。かくしてキミは日常の世界からは死んだものとされ、ともに死ぬことを選んだ2人の行方も知らぬまま非日常の前線で戦う日々を過ごしている。
※覚醒は必ずしも「死」である必要はない。
※自殺の理由はPCがそれを決行するに相応しいと思うものであれば何でもよい。

◆PC①
ワークス／カヴァー：UGNチルドレン／指定なし
シナリオロイス：チルドレン訓練施設襲撃犯
推奨感情P／N：同情／嫌悪
　キミはUGNチルドレンである。自殺決行後一命を取り留めUGNに保護されたキミは、N市近くの板見市支部に引き取られた。オーヴァードとして、あるいはUGNとして生きることはともかく、板見支部は居心地の悪いところではない。
　ここ数週間、近隣ではチルドレン関係の施設が頻繁に襲撃に遭っている。キミは関係者の警護と調査のため、支部長よりN市への同行を命じられた。