容姿・経歴・その他メモ

Ｎ市に存在するＵＧＮ支部の支部長を任されている妙齢の女性。
何不自由なく暮らしていた幼少期であったが、さるオーヴァードが率いる犯罪組織による誘拐事件で両親を失った。オーヴァードの力はこの際の防衛本能によって目覚め、報復としてその組織に所属していた人間の尽くを破壊し生き残った。この時点で彼女の正気は失われており、歳を経て大人しくしている現在も、彼女の真の目的である『オーヴァード根絶』を隠すために所詮は化けの皮を被っているに過ぎない。
支部長にはテレーズ・ブルムと霧谷雄吾の推薦により任命された。どう見ても人選を誤っているとしか思えないが、その大半は彼女の卓越した事務処理能力と政治力によるもの。また、かつてＦＨに所属していた点からも野放しにしておくより手元に置いておく方がよいという判断もある。
霧谷雄吾は善悪を割り切り、純粋な戦力として彼女を数えている一方、テレーズ・ブルムは彼女に更生しまともに生きてともに戦い世界を守ってほしいと願っている。

●容姿
日本人離れした銀髪と赤い瞳。瞳のハイライトは常にOFFなので、間近で見つめられると普通に怖い。
ザ・幼児体型であり、常にへそ出しスタイル。30代を感じさせないが、歳に触れると彼女の怒りを買うので気を付けよう。

●ＦＨエージェントとして
彼女はかつてＦＨに所属していたこともある。
その動機はレネゲイドウイルスの起源を研究するためであり、彼女が所属していたＦＨ支部が壊滅してからは公的に研究を続けられるＵＧＮに鞍替えした。身体能力に乏しい彼女はＵＧＮ職員を殺すことこそしなかったものの、再起不能にした者は何人もいる。
彼女曰く、『襲われてるんだぜ？無抵抗の結果が生きるか死ぬかも分からない。なら当然だろう、殺し返して』。
ＵＧＮ本部には反安心院派もおり、よく嫌味の応酬で衝突している。

●彼女の本心
厚い嘘の壁で本心を隠し通しているが、その奥底に眠るのはオーヴァードに対する深い憎悪と根絶の意志。
どんな非合法な手段となろうとも、この世に存在する全てのオーヴァードは根絶やしにしなければならない。そのためにはレネゲイドウイルスに対する理解を深めなければならない。どこからきて何のために作られたのか。｜少なくとも《・・・・・》人類の仕業ではない、と彼女は確信している。

●彼女の能力
彼女の力の大半は音と光の錯覚による幻影攻撃。映し出される幻影は彼女の情念が強く反映されており、オーヴァードとは自分に理解できない悍ましき何かであり、その恐怖だけでも人を容易に壊しうる、という過去の経験が転化されたもの。
使えば使うほど人の精神を死たらしめるが、一方で人に理解できない何かを半端に人に理解できる言葉や姿に押し込め、相手の頭の中で再翻訳させるという工程を踏んでいる以上、彼女の精神もより壊れていく。

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