孤児院

幼い頃に両親を交通事故で無くし、孤児院に預けられる。預けられた先であやめや秋司と出会い、２人と仲良くなった。交通事故の時に実はレネゲイドに感染してオーヴァードに覚醒している。孤児院もそのことを伝えず、あやめと秋司にのみ伝えて3人の秘密にしていた。しかし、3人で遊んでいる時に能力を自慢しようと使用した時に制御ができず、あやめを瀕死の状態にしてしまう。その時に秋司も覚醒して薫を何とか抑え込み、事なきを得た。この時の出来事は崖からの転落事故ということで片づけられたがオーヴァードに覚醒していることがUGNにばれ保護されることになる。あやめには記憶処理が行われ、1人残していくことになる。

高校～大学

あやめとは少し離れた高校に通いながらUGNでの訓練を秋司とこなしていた。そんな日々にも慣れ高校を卒業し、大学に進学する頃、支部にあやめがやってきた。あの日のことは覚えていないが、数年後に覚醒したようで別の支部で訓練をしており、支部に配属となっていた。3人での再会を喜び、秋司とあやめとチームを組み活動することになる。
そんな3人での日々を過ごす中で少しずつあやめに惹かれ、恋心を持ち始める。しかし、本人が覚えてないとはいえ幼少期に怪我させてしまったことに負い目を感じ告白できないでいた。そして気づけば、秋司もあやめに惹かれ告白し、二人は付き合うことになっていた。二人のことは好きだからこそ、自分の胸の痛みから目を背けつつ二人を祝福した。

エージェント

そんな二人にも子供ができ、幸せな日々が続くと思った頃、4年前に事件が起こった。FHの企みを未然に阻止することができたがFHの実験体が暴走して襲い掛かってきた。善戦するも暴走しリミッターを外したジャームに太刀打ちできず、3人は撤退することになる。薫は二人が無事にできるよう自分がおとりになろうとしたが秋司が自分が残ると言い出した。何とか止めようとしたが静止の言葉も聞かず彼は自分が来た道を戻っていく。そしてあやめもそんな彼を追うように秋司と共に残った。攻めてあやめだけでもと思ったが彼女は薫が来れないよう天井を破壊し道を塞ぎ、目の前から去っていた。「娘をお願い」という呪いの言葉を残して。

二人の遺体は未だに見つかっていない。

二人を失ってから

秋茄はUGNの保護下で生活している。前支部長からは養子にすることも提案したが母親を殺したも同然の自分が秋茄と一緒に暮らすことに後ろめたさを感じ断っている。時折図鑑やぬいぐるみを渡したり一緒にお出かけしたりなど親代わりのようなこともしており、この子を守ることが自分の生きている意味だと思い込みそう生きている。秋茄のためならどんな罪も背負って生きる。

モデルキャラクター：めちゃくちゃ善良なスネイプ先生。

履歴

■シナリオデータ
プレイ人数：3人
配布経験点：130+34点・メモリー+15点・〈情報：天蓋市〉+1点
消費経験点：0~29点
プレイ時間：6∼8時間
プレイ環境：基本ルールブック①、②、上級ルールブック、EA

■ステージ
　通常ステージ。
　天蓋(てんがい)市：都心から離れた郊外に位置する穏やかな地域。盆地なため、交通の便はあまり良くない。
　天蓋山(てんがいやま)：支部の敷地内にある封鎖中の山。あの世とこの世の狭間があると言い伝えられている。
　
■トレーラー
今日、僕はもうどこにも居ないはずのキミを見た。
夏名残る風から、線香と、懐かしいキミの匂いがする。
「──必ず帰してみせるから」
ようやく決意が固まった。
ダブルクロス The 3rd Edition『リコリスいっぱいの花束を』
リコリス───それは、おわかれのおはなだよ

HO

ハンドアウトPC②
ワークス/カヴァー：UGNエージェント/任意
ロイス：秋茄(あきか)　推奨感情：庇護/不安
　キミはPC③の支部で秋茄(あきか)のお目付け役をしているUGNエージェントだ。まだ5歳ながらオーヴァードとしての才能に溢れる彼女は、いつも通り支部内で大人しくしているはずだ。しかしキミが見つけたのは目を覚まさないPC①だった。

NPC

秋茄(あきか)
シンドローム：サラマンダー
コードネーム：エレシュキガル
ワークス/カヴァー：UGNチルドレン/UGNチルドレン
「ごめんなさい…おはながね、きれーだったから。いつもがんばってるみんなにあげたかったの」
性別：女　年齢：5歳
　PC③の支部で生まれ育ったチルドレンの女の子。普段は大人しく部屋遊びを好む。最近は植物図鑑がお気に入り。
　両親はUGNエージェントであり既に他界している。

セッション履歴