『無双の騎士(ガウェイン)』の名を持つ者に宿る特殊な炎のレネゲイドビーイング。

「血脈」の名が示すとおり師から弟子へ、弟子からそのまた弟子へと脈々と継承されてきたガウェイン卿を『無双の騎士(ガウェイン)』たらしめる聖なる力を持つ焔。
初代ガウェイン郷から当代に至るまでのあらゆる戦闘の記憶が内包されたレネゲイドビーイングであり、保持者からの譲渡でのみ感染する。
太陽と同等の熱量を持ち、手にした者は『無双』の名に違わぬ能力を得るとされているが、素質を持たない者が感染すれば瞬く間に体内から灼き尽くされる。
武器に焔を纏わせたり、圧縮して撃ち出したりするのが主な使用法であるが、高い素質と厳しい修練の果てに保持者に最も適した姿にも変えることが出来る。
しかし、形状変化を満足に扱えたガウェイン卿は歴代でも数人程度であり、複数の形状に変化させられるのは初代ガウェイン卿と当代ガウェイン卿天ヶ瀬 旭の2人のみである。

幼くして両親を亡くし、中学を卒業してからは高校にも行かず親の遺産で日々だらだらと暮らしていた。
ある日退屈しのぎのため街に出たときに、嫌がる女性の手を無理矢理引いて歩くチンピラを見かけそれを容赦なく殴り飛ばしたところ、報復としてなのか十数人のチンピラに路地裏に連れてこられため問答無用でボコボコにシバキ上げていたら後継者を探していた先代のガウェイン郷にたまたま見つかる。

「おい小僧、お前退屈なんだろう？刺激的な世界に興味はねぇか？」
「はァ？何言ってんだジジイ」

退屈な日常から刺激溢れる非日常へ足を踏み入れた瞬間であった。

一人称：俺
二人称：お前、テメェ、○○(呼び捨て)等
好きなもの：刺激
嫌いなもの：長話、暇