人物

無造作に伸ばされた淡い紫の髪を随所で束ねたり結わったりした紅玉の瞳の少女。一人称に関しては”今は”「僕」
若干楽天家で、困っている人が居たのならば人助けは当たり前！と言い放てる善性の持ち主。
だからと言って何でも許すかと思えば、一部の譲れない願いや信条に触れた場合と非道な者、誰かの願いや想いをあざ笑うような輩に邂逅した際は一転底冷えするような眼差しと表情を浮かべることも。

それでもこの存在はどこにでもいる、ありふれた普通の少女。
よく笑い、よく泣き、怒り......そして、人並以上に人の温もりに飢えている。

経歴

レネゲイドのレの字も知らない一般家庭の出。

料理がおいしくて優しい母と、仕事は忙しいけれども暖かな父と、歳が近くて、いつでも手を引いてくれた姉。
何処にでもありふれた暖かな家庭で育つ。
当たり前を当たり前に、平和な毎日がいつだって続くと思っていた。

数年前、あるセルの悪趣味な幹部が引き起こしたデスゲームともいえる蟲毒の空間に姉と共に幽閉。
何とか覚醒を果たして生き延び、姉を護りながら生存することに成功した。
脱出も姉と共にできたものの、異界の影響かレネゲイドの負荷か、現実世界に帰還して未だに一度も目を覚ましていないとか。

この経験からか、真宵の中では自分の”理想の世界/大切な人を護れる世界”をその手にするには敵を、壁を、不条理を壊せる強大な力が居るのだと痛感することになり、自らオーヴァードとして戦う道を選んだ。

諦めなければ、手を伸ばし続ければ、この足を止めなければ。
きっとこの願いは掴める筈だから。
だから―――



『僕はこの力で叶えてやるよ。僕自身の理想の世界を』

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