何処か儚げな雰囲気を纏う、白と紫が入り混じった特徴的な髪色の少女。
歳の割にやや達観し、かつ無邪気。優しい口調や外見とは裏腹にやや活発的であり、街の散策を好む。
「自由に走り回る」事から馬が大好きであり、特に「そういう」気はないにしろ競馬場へとよく赴く。

幼い頃からの虚弱体質であり、陽射しにも弱い為長時間の外出は御法度。
上記の散策も帽子やサングラス等の不審者コーデの上であり非常に悪目立ちする。
多くの見知らぬ人から怪訝な目線を向けられるため、余り人の集まる場所へは向かわないようにしている。

基本的に行動する時は単独或いは保護者(義父若しくは義父の同僚等)同伴。
ので、殆ど得ることが出来なかった『友達との町中での遊び』に非常に憧れを抱いている。

弓道を納めており、その精度は正に『百発百中』と言えるほど。
自覚していないが、得物や距離関係無く相手を射貫く程の天賦の才。
数少ない、自分を誇れる特技の為彼女の誇りとも言える。

死への恐怖はない。生への執着も、然程ない。
けれど。『その時』までに、少しでも自分を遺していたい。
そんな彼女に、レネゲイドは何を齎すのか？


ちなみに病状自体は昨年の秋に義父の知り合いが慧用に特注の薬を精製する事に成功したため現状は『大怪我を負うような無茶な事をしなければ』無問題とされている。
「その……絶っっっっ対、無茶、しないこと。できれば、体育祭とかは、休んで」

詳細不明。

その意志は焔の矢となり、光の如く界を駆け。
その命の灯火が瞬く時、誰かの生を拾い誰かの死を導くでしょう。

詳細無し。

詳細無し。

産まれてすぐ親に捨てられ、たまたま事件の調査中であった刑事の男性に拾われる。
彼が慧を施設送りにすることを躊躇ったため、今現在まで彼のもとで暮らしている。

「その日」が雨だったからか。
赤子の肉体に非常に大きな影響を与え、慧は長時間の運動が出来ない虚弱体質を持つ。
かつ病にも掛かりやすく、彼女は義務教育とは言え学校にマトモに通えていない。
だが勉学には支障が無かった為、わざわざ一年間の『浪人』をしてまで高校生となった。