その印象とは裏腹に優柔不断な性格。迷った時に黙って考え込む為、周囲からはクールだと思われがち。変なところで思い切りの良さを発揮することがある。
現在N市の高校に通っている。憧れの高校生活をそれなりに楽しんではいるが、いつかこの平穏を失ってしまうのではないかと不安に思い、周囲とは少し距離を取っている。UGNやオーヴァードに関わる人々とのつながりが今の彼女にとっての日常である。
好きな食べ物はピザ。タバスコ多め派。〈体型維持〉があるためカロリーを気にせずに食べられる。

もともとはN市ではなく、東京近郊の別の地域に両親と住んでいた。両親の愛を一身に受け、穏やかに過ごしていた。
12歳の頃にオーヴァードに覚醒する。覚醒の原因は不明で、本人も覚えていない。
覚醒の際には衝動を抑えきれず、目に映るものを手あたり次第破壊した。
深夜の自宅での出来事であり、様子を見に来た両親に大きなケガを負わせてしまう。その後無意識にワーディングを展開し、これを観測したUGNエージェントにより拘束される。自我を取り戻し、自分の引き起こした惨状を目の当たりにした彼女は、UGNの保護育成と記憶処理に二つ返事で頷いた。自分は檻の中にいるべき化け物だと、そう考えた。

保護育成にあたりN市へと引っ越した真。レネゲイドの衝動をコントロールする訓練に励むが、自身の力への怯えから制御できず
「自分は化け物である」という自己否定の認識が強まる。そんな中でUGNチルドレンとの合同訓練があり、これが立科沙紀との出会いだった。沙紀は真にオーヴァードとしての力の使い方を手を取って教えてくれた。化け物の力ではなく、誰かの日常を護る為の力として。彼女との出会いがきっかけとなり、エージェントを目指し始める。
　月日は流れ、互いに訓練を続け、任務にあたるようになった。時には背中を任せる仲間として、時に高めあうライバルとして。ただ、真にとっての沙紀は師匠で、先輩で、姉のようで、かけがえのない存在ということに変わりはなかった。
———真が賢者の石(レネゲイドクリスタル)に目覚めるまでは。

ある事件を追っていた彼女は、自分の中に新たなる力が生まれたのを感じた。それこそが賢者の石(レネゲイドクリスタル)と呼ばれるレネゲイドウィルスの結晶であった。賢者の石が発現したのは彼女の眼で、日常においては観測できない。レネゲイドを行使すると瞳は緋色に染まり、瞳孔が蛇の眼を思わせる形に変化する。

“賢者の石”を巡る戦い、立科沙紀の変化に気付けなかったことなど己の未熟さを痛感し、一度UGN日本支部のチルドレンとして訓練への参加を自ら志願する。そこで玉野椿に再び指導を受ける。

以前は高速振動ブレード“ハヤブサ”を用いていたが、度重なる任務により破損。下賜されたゾディアックウェポンに“グリフォン”と名付け、新たな相棒となった。
戦闘スタイルはハヌマーンの高速移動を用いた白兵戦闘。瞬時に相手の懐に飛び込み、振動する斬撃を叩き込む。
連携や支援を行う立ち回りも身に着けた。

余談