ロシアの都市部、家柄と血筋を重視する家庭に生まれる。兄が病死した際に家を継ぐ要員として生まれたため、家では疎まれてきた(しかし、兄の誕生日会で大量に出されたペリメニだけはセルゲイも食べさせてもらえたのでその思い出だけはある。また、頭脳を鍛えていい職について、たくさんの金を家に入れろと言われてきたため勉強もさせてもらえた)
　成人し「好きにしろ」と言われると文字通り好きにさせてもらうため、故郷から逃げるように日本に来る。当初はスラヴ系の食料品店で働いていたが、人間関係がうまくいかず挫折。そこで出来た友人に翻訳の仕事を紹介してもらい、小説などの翻訳を手掛けることになる。

　その友人とは飲みに出かけるほどになったが、ある夜飲み会の帰りに伊庭宗一に遭遇。友人がUGNエージェントであったこと、セルゲイをオーヴァードの脅威から守るために行動していたことが発覚。しかし奮闘むなしく友人は伊庭に殺害され、セルゲイもまた伊庭に殺害された。

　しかしその死が契機となり、セルゲイもオーヴァードとして覚醒することになった。

　〈温度調整〉持ちのため、彼の作る料理は軒並み絶品である。しかし薄味が好みのため、料理は軒並み薄味。菓子は素朴な味わいである。

(PC1：宝山宝（ざわ）　PC2：月城朔耶（あれす）　PC3：千林綾子（ペルシャ）　PC5：三織菫（まっしゅ）　PL各敬称略)
春日を追うエージェントとして参加。自己肯定感の塊である宝山宝や底の読めない千林綾子、ナイスオネエの月城朔耶、ふわふわワンコ系イリーガルの三織菫という（彼にとって）癖の強いメンバーでN市に迫る脅威を退け、最終的に自作のクッキーをごちそうしてやることに。その後、自分以外の皆が揃っている状態で月城朔耶の職場に呼ばれ、改めて皆にお礼を言われるとともに“ヘイルカッター”におしゃれにされる。