それなりに裕福な家庭に生まれ育ち両親も自身も世界の裏側とは無縁の生活を送っていたが自身が17歳の誕生日を迎え高校2年に進級した直後にレネゲイドビーイングの暴走が引き起こした交通事故に巻き込まれて命を落とすもその際にオーヴァードへと覚醒して死の淵より甦り、事件の処理に当たっていた藤崎弦一により保護され世界の裏側へと片足を踏み入れた。

事故後しばらくの間、表向きはリハビリと称して裏ではUGNの施設でレネゲイドに関する知識やコントロールについて学習し能力の使い方や最低限の戦い方などを覚えたがその頃には進級に必要な単位は取得できず留年することになってしまった。

友人達と学年が異なってしまったことについて多少の寂しさはあるがそれ以上に一度死んで生まれ変わった事から『1歩踏み外せばその瞬間に命を落とす事だってある。それならば後悔の無いようにやりたい事はやらないと損』と考えるようになり1歩引いて控えめだった性格から利発的で自分のやりたい事を優先するように変わっていった。

一通りの訓練を終えてUGNスタッフからも才能を評価されて正式にエージェントにならないかと勧誘されるも「エージェントとして活動する皆さんのような正義感や使命感を持ち合わせていない自分がそこに並び立つのは失礼だと思います」とこれを固辞するが任務には報酬も出ると聞いた事とこれ以上断り続けると面倒な事になると考え、イリーガルとして必要な場合は協力するというところを妥協点とした。

それほど戦闘能力も調査能力も高くない自分が呼ばれることなど早々無いだろうとタカをくくっていたがUGNの人材不足を甘く見ていたのか幾度となく呼び出される事となり、助けて貰った恩がある事や必要以上に心証を悪くしないため無下に依頼を断れず任務に従事するため度々学校を欠席することとなった結果「病弱で身体の弱い深窓の令嬢」などと誤った噂が広がると同時に出席日数がガリガリ削られている。

極端な程に防衛能力、それも広範囲に渡るものに特化した能力となっている。また、自身を取り巻くレネゲイドウィルスは他のオーヴァードのそれとは違い他人のレネゲイドを活性化させる特殊な能力を兼ね備えており、それを他者に使用するのは魂を分け与えることに等しいと考えており信頼のおける人間にしか行わないようにしている。
活性化の発動条件が自分の血液や唾液などの体液を経口摂取させる方法が最も効果的なため

コードネームは本人の趣味と能力を使用した際に展開される城壁が花庭園のような見た目をしているところと、単純に人目を引くほどに整った容姿がからギリシャ神話に登場する花と花冠の女神の名前からとられたもの。