容姿・経歴・その他メモ

　UGNの荒土市支部長を務める青年。支部のカヴァーは小さな喫茶店で、地下に支部の施設が複数階層にわたって設けられている。
とある研究施設で起きたジャーム化事故の生き残りであり、事故後は霧谷雄吾の指示によりUGN日本支部で保護されていた。
その素性は謎に包まれており、「"おそらく"誰かの【複製体(デュプリケイト)】である」ということしかわかっていない。
何の為に作られたのか、複製元は一体誰なのか、なぜ彼の全てが秘匿され外部への報告が無かったのか、その一切が不明。

　保護された後は日本支部の監視下で訓練と教育を受けて育ち、近年とくに高い成果を上げたことから霧谷の推薦によりS市支部の支部長に抜擢された。
素性の知れない自分を保護したあげく、支部長という任まで任せる判断をした霧谷雄吾に大きな恩を感じている。
なお学校は高校にだけ通っており、支部長の任命は3年前の高校卒業と同時に行われた模様。
霧谷への恩に報いるのはもちろん自分が元々疑われやすい出自のため、仕事はなんだかんだ誠実にやるタイプ。

　「何者でもないこと」がアイデンティティとなっている根本的に矛盾を抱えた存在であるが、「周りに余計な情報が何もないから、むしろ自分という存在を見失わずに済む」と本人は軽く流している。
コードネームは有名なデカルトの言葉をそのまま借りており、「好きな言葉だ」とのこと。
また、名前は保護後に自分でつけたもので、「由来は無いが、とりあえず人ではある」というところから付けた。
ちなみに、喫茶店主をカヴァーに選んだのはただの趣味。食事はシンプルかつ幅広い人に適用できる幸福で、食べる人を見るのが好きなんだそう。あと料理も好きではある。

　生き残るための訓練や事件に関わる場で甘やかすことは絶対にないが、日常的な場面ではかなり甘やかしてくる。
支部員(とくに子供)に甘いのはメンタルケアの面が大きいようで、不安を和らげ過ごしやすい環境を構築することでストレスによるジャーム化の対策であったり、親しくなることで悩みを聞きやすくなったりという部分を求めてのことだそう。
これには自分が何者か分からない時期の不安感を仲間(と霧谷雄吾)の支えで和らげて貰ったことも大きく影響している様子。
甘すぎだと支部員や周囲に言われることも多々あるようだが、背景には「いつ甘やかせなくなるか分からない世界だし、甘やかしてよい場面でそうしておいて損はないだろう」という非常に刹那的な思想がある(口にはしない)。

一人称：俺(たまに「お兄さん」「支部長」も使う)
二人称：お前、あんた(たまに「てめえ」「おめえ」も使う)
　普段は飄々とした若者。支部長らしくやるときはやる。経験が経験ゆえか精神年齢が高く、どこか達観している。
　誕生花はアルストロメリア(持続,未来への憧れ,エキゾチック)、ジャケツイバラ(賢者)など。
　キライな言葉は「ひとでなし」。「ろくでなし」って言うのは許してくれる。

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