プランナーが発生してかなり経った後、レネゲイド解放前に偶然発生したＲＢが『より良い人間とは何か』と疑問を持った結果、遺伝子から理解しようと人間に憑りつき遺伝子を蒐集しながら、人間の”血統”そのものに溶け込むことで生まれたＲＢ。
最大の特徴として母から娘、娘からその娘へと文字通りその血と共に能力が、ある人間の血筋の中で世代を超えて継承されている。
支配型に近いが意識の主導権は憑依している人間が持っている。支配型と協力型の間のような亜種と今は思われている。
ただし継承されるのは末娘のみであり、およそ７～９歳頃に覚醒と同時に移り変わる。それ以外の兄弟は蒐集した遺伝子の影響でかなり優秀になる模様。
今の名称は現代からだが、蒐集した遺伝子データから作成される強力な従者を生み出す能力と『より良く強い人間の遺伝子を求める』性質から、アルスターサイクルに描かれた勇士の母にして女王――コナハトの女王『メイヴ』を元に名付けられた。
ちなみに、遺伝子を求める性質の為か優秀な人員(特に男性)を見つけると良くも悪くも『欲しい』と思ってしまうらしい。

独立型ＲＢのアリオンとはかなり古くからの付き合いで、数代前に偶然発生したアリオンを当時のクイーンが保護した。
その後は次世代の器が育ち、次の器が生まれるまでの間の貧弱な本体の保護者兼成長してからの相棒もといお目付け役として傍に置いている。
つまりは結構頼っている。守ってくれる相手だからかあえて左耳にイヤリング型の彼を身に着けている。