３つ下の妹がいる。
高校の時、車で家族旅行に行った。
日本海のきれいな海。
泳いで、はしゃいで、釣りをして。
BBQや魚を食べて、楽しい旅行だった。

しかし、運悪く台風が上陸。旅行の最終日だった。
海岸沿いの道路を父親が車を走らせている際にそれはやってきた。
次々と押し寄せる高潮。迫る倒木。

車はガードレールを突き抜けて海に落ちた。
両親は自分たちを助けようと必死だった。
たまたま後部座席の窓を開けていたため妹と二人で海から出ることはできた。
両親を助けようとしたが、かなわなかった。
せめて、妹だけでも。

海の冷たい水に体が冷え、雨が容赦なく打ち付けてくる。
妹の体は冷え始めていた。
このままじゃ…！
必死に、冷やさないように自分の熱で、体温で、妹を包んで温めながら必死に泳いだ。陸まで行った。
無意識の間に、覚醒し、サラマンダーの能力で妹の体温が下がらないように温めていたらしい。
陸にたどり着いたあとは、疲労困憊で意識をなくした。
通りかかった人に救急車を呼ばれ、救急搬送。妹とともに入院。
同時に、事故の経緯を忘れている。
旅行をしたことは覚えているが、最終日からの記憶が忘れ去られている。
オーヴァードの能力があることから、UGNで能力をコントロールする訓練を受け、エージェントとなる。
妹は非オーヴァードでUGNにいる。兄がオーヴァードだということを知っており、サポートの方に所属している。

本人の記憶にはないが、海や川などの大きな水辺や寒いのは苦手。
何となく怖いという思いがある。

事故の後、身寄りがなくなった彼らを救ったのはテレーズ。

熱血脳筋→ワンコ系だった

★「奈々果ちゃん」→年齢もそこまで大きく離れていないから親近感がある。女の子だし、非オーヴァードからオーヴァードに覚醒したから最初は大丈夫かなって心配だったけど、どんどん強くなっていく感じとか、予想以上にはっきりと強い意志があったり夢があったりするのを見て、自分が心配する必要なんかなかったな、ってきっと２話からはきちんと１エージェントとして接していく。

→2話を経て。
能力の成長とか使い慣れてる感じが凄いなと思ってる。頼もしい。負けてられない。そして何より、信頼してる。

→3話を経て。
ダブルクロス？王に対抗できる存在。正しいと思ったことをするんだ。
力が必要なら俺はこの炎と獣の体で戦うし、危険が迫ればこの炎と獣の体で助ける。

★「荒裁さん」→両親は死んでていないし、妹がいるのみの自分にとって兄貴みたいな存在は初めて。どう接していったらいいか最初は悩んでいたけど、織部さんとのやりとりや、古代種だということを知り、時々明るく皆をサポートしてくれてる荒裁さんは辛くないのかなって心配してる。

→2話を経て。
織部さんへの信頼とか、逆に荒裁さんの古代種ゆえの思いとか色々、考えてる。優しい人。でも、すごく頼れる人。

→3話を経て。
頼れるし、背中を力強く押してくれる。この人がいてくれるから、この人が領域を支配してくれるから思いっきりできるんだ。

青色の炎も使えるようになったし、自分の戦闘能力で、他人を守れる。
自分がなんのために生きるのか、なんのために戦うのか。
これからも、自分と皆のために、戦う。
そして、生きる。生きることも諦めない。
あの人の最初で最期の命令で。でも、それ以上に俺の意思。