容姿・経歴・その他メモ

産まれたときからチルドレン教育施設・通称『ホーム』で育てられた。
ホームで典弓は目的のない無気力な生活を続けていたが、ある日典弓はひとりの少年と出会う。
その少年は無気力な典弓に何故か積極的に話しかけて、最初はめんどくさがっていたが次第に少年の言葉に耳を傾けるようになっていき、気が付けば仲良くなっていた。
少年は典弓に生きる意味さえなかった人生に意味をくれた。
そんな生活の中で典弓と少年は名前の無い自分たちに名前をつけることにした……友情の証として。
典弓は少年に『嚆矢』という名をつけ、少年は典弓に『典弓』という名をつけた。
この名前は典弓にとって代えがたい宝物だ。
嚆矢もそう思ってくれていることを願う。
それはホームを出た後も変わらない。

ある日、嚆矢が2年前、M市で死亡したらしいという情報を耳にした。
しかし、典弓はあの嚆矢が死ぬとはとうてい思えない。
何か嚆矢の身にあったはず……。
典弓はM市支部に派遣されてから、嚆矢の足取りを追っている。

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