容姿・経歴・その他メモ

＜容姿＞
　黒髪に濃紺の瞳。荒れていた中学時代の名残で体中に傷がある。
　様々なバイトを掛け持ちしているため、慢性的に寝不足であり、どんよりとした雰囲気を醸し出している。

＜性格＞
　他者への関心が薄く、1に母親、2に藤宮先輩、3、4が無くて5にその他の最底辺に父親という極端な価値観を持つ。
　根は善良であり、大人しくぼんやりしているようにみえるが、かなり執念深く、受けた恩と仇は絶対に忘れない。

　以前は熱くなりやすく、誰彼構わず敵とみなせばすぐに手が出ていたが、とある出会いにより落ち着いた。


＜経歴＞
　10歳の時、普段から暴力的だった父親が、無差別殺人事件を起こし凶悪犯の息子というレッテルを貼られた。
　マスコミや世間からの圧力から逃れるため、母親とともに幾度も引っ越しを繰り返したが、行く先々で身元が割れたとたんに態度が豹変する大人たちや、そんな大人を見て嬉々として石を投げる子供の姿に、人間性を酷く削られ、荒れた中学時代を送った。
　先に手を出すことはなかったが、一度火が付くと相手が誰であろうと躊躇なく暴れまわったため、喧嘩の相手が日に日に大きくなり、中3の時、ついには数十人規模の族に狙われ殺されかける。
　そんな犬死寸前の時、任務返りの藤宮みくるによって救われたことが大きな転機となる。
　
　治療を受けながら藤宮と話していくうちに、自分が最も嫌っていた父親と同じ畜生に成り下がっていたことに気づき、傷だらけの自分を見る母親の辛そうな顔を思い出す。
　そして、「その手は誰かを傷つけるためにあるんじゃない、差し伸べるためにあるの。くだらないレッテル／宿命こそ、殴り飛ばさないと」という藤宮の言葉により、人間性を取り戻した。

　それ以降、喧嘩を断ち、母親との仲も修復され、藤宮により手伝いと評して様々な物事に振り回されることとなる。
　

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