「こんにちは。……えっ、ワタシに鋳造の依頼……ですか？まぁ、やれるだけやってはみます。」

　物静かで毅然とした態度の少女。感情表現が乏しく、どこか機械のような印象すら受ける。
　他人と好んで交流することは少なく、学内で友人と呼べる存在は片手で数えられるほどらしい。
　だが、いちど強く結んだ縁を重要視する質で、数少ない友人をとても大事にしている。
　サラマンダーのシンドロームを保有するオーヴァードとしては、モノ（特に金属）を溶かすことに特化した能力を持つ。
　昔は能力を活かした鋳造で日用品や芸術品を製作していたが、今ではめっきり手をつけなくなった。
　曰く、「愛着のあるものが増えると、それはそれで扱いに困る」らしい。

　幼少期より髪の毛を大事に伸ばしており、無闇に触れられると渋い顔をする。
　肌をさらすことを恥じる性格が幸いしてか、肌質は良くシミ等も少なく綺麗。
　愛想はないが、まるで人形のようなその容姿は人を惹きつける魅力がある。
　細身なのでそうそう言われることはないが、自身に対し「重い」と言われるとかなり不機嫌になる。

　口数は少ないが、口調は丁寧。極稀に、敬語を忘れたように一拍置いてから話し出す変わった喋り方をすることがある。
　これは単純に、今まで敬語で接していた相手と親しくなりたいが、距離感が測れず困惑した故である。
　この癖を自身で理解しており、気付くと照れ隠しをするような言動をする。
　愛玩動物を可愛らしいと思う感性はあるが「ふとしたときに死んでしまいそう、そうしたら悲しい。」という理由で苦手としている。

　サラマンダーの｜純血種《ピュアブリード》であるため、繊細かつ正確な熱操作が可能。
　触れた金属を熱し自由自在に融解・凝固して、形状を変化させたり攻撃に用いることができる。
　金属を用いる都合上、戦闘中の彼女の体重はすさまじく重く、容易に移動することはできない。
　また、万が一のために備えて荷物に金属くずを多数仕込んでいるため、とても重い。素で割と力持ち。
　能力を行使した際に発生した荷電粒子を用いて、ブラックドッグほどではないが副次的な電気操作が可能で、荷電粒子砲として光線を放つことも可能。

──ある日から、彼女は宇宙に憧れを抱くようになった。
　無限の闇も、満天の星空も、手を伸ばせばきっと届く。
　だって、ずっと前から宇宙は近くに寄り添って、私を見守ってくれているのだから。

ＰＣ①用ハンドアウト
ロイス:
推奨感情　Ｐ：／Ｎ：
カヴァー／ワークス:／
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