容姿・経歴・その他メモ

「なんともなぁ、時間が経つんは早いねぇ。......いつになれば...。」
「なんだい、なんだい？おばさん抜きで内緒話かな？おしえてよ～？」

　ゴシップや噂話といったことが好きな37歳（フリーの未亡人）。
　磁力によって刀身を浮遊させることのできる特異な剣を武器として、白兵戦を行うブラックドックのオーヴァード。
　そこそこ面倒見の良い性格だが、たまに構いすぎてウザがられることもあるような、普段からあまり荒事向きな性格をしているようには感じられないが、一度戦闘となると敵に対し一切の容赦が無い。

　元々は一般人として、愛する夫とその間の子供と共に、平穏な生活を送っていた。
　しかし、10年前のある日、突如としてオーヴァード同士の大規模な戦闘が起きた事によって、無静の暮らしていた町は破壊され、苛烈な戦闘の中でほとんどの一般人が殺された。
　夫と子もこの惨劇の中で息を引き取ることになり、無静はこの時にオーヴァードへと覚醒した。
　目を覚ますと一人の男がおり、その男から治療と惨劇の説明を受けた。
　曰く、町の惨劇はUGNという組織の“リヴァイアサン”というオーヴァードが先導し行った、しかし、その理由はわからないという説明。
　納得も何もできない説明だったが、オーヴァードになり力を得た全能感と、生きる意味を見出せなかった空虚感から無静の心は“リヴァイアサン”への復讐心を燃え上がらせた。
　夫と子の復讐をしたいという話をすると、男は近隣のUGNの支部を紹介し、そこで保護を受け、復讐のための力をつけ、UGNの内側から“リヴァイアサン”に近づけと助言をした。

　無静は助言の通りにUGNに保護され、そのもとで訓練を受けUGNエージェントとなった。復讐の相手はUGNの日本支部長であり、いつ自分の牙が届くかもわからない、しかし、成し遂げなければ前に進むことはできない。
　その日まで、彼女はUGNエージェントとして戦う。“リヴァイアサン”へと近づき復讐を果たすために。
　この復讐が、虚構で作り上げられた茶番だとも知らずに。

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