その正体は、元「メモリ」開発主任補佐官で、様々な人体実験を行ってきた研究者。オーヴァード発症というαトランスの問題点を解決し、難病の治療に活用できるように改良しようとしていたが、実験の失敗や治験者の暴走、研究結果の盗難などにあい挫折する。
自身にウェポンメモリを差し込み能力を使用している。オーヴァードである彼女は本来使用できないが、改造されたプロトモデルのメモリによる強力な作用と身体改造により、無理矢理使用可能な状態にしている。自身の血が足りればどのような武具も再現可能で、遠近両方に対応した戦法をとる。
最近の事件を通して自身の人生に対する考え方を変えた結果、メモリの使用方法を変化させた。副作用が少なくなった結果、性格から攻撃性が減少し、アルコールに浸る時間も減少した（ただし酒好きは変わらない）。
最近は当初の目標「レネゲイドウィルスの無毒化」に関する研究を再開し、ドーパント事件に協力しつつ情報屋を営む二足の草鞋を履く状態である。

■身長：195.0cm
■体重：85.0kg
■パンチ力：2.5t
■キック力：6.0t
■ジャンプ力：60.0m(ひと跳び)
■走力：5.2秒(100m)
■必殺技：DRIVE-∞ "WEAPONS"(破壊力：12.0t)

シュラウドパーテーション

ボディ中央にある銀の帯は、複数のメモリとコントロールメモリを統合制御するための器官で、GDriver-type∞から流れるレネゲイドウィルスを全身に行き渡らせる役割も担う。

コントロールラング

心肺機能を制御し、戦闘に最適化する器官「コンバーターラング」を内蔵する強化外骨格部位。
内蔵されたコンバーターラングは常人の数十倍の肺活量を生み出す他、水中や真空などの無酸素状態でも、蓄えた酸素によって最大１２時間の活動を可能とする。
表面には運動性能を管理する「コントロールクレスト」なる刻印が刻まれている。

コントロールブレス

メモリによって得られた「制御の力」を腕部の筋力に強化増幅し、強大な腕力を得ることができる。
表面にはジョーカーラングと同じく、ジョーカークレストが刻まれている。

コントロールナックル

コントロールラングなどの強化外骨格部位と同等の硬度を持つ手甲で、銃撃などは微塵も受け付けない強力なシールドであると同時に、ブレスによって強化されたこの拳から繰り出すパンチは、世界ランカーのボクサーを遥かにしのぐパンチ力を生み出す。強制解放時には更に力を増幅集中させ、強烈なパンチを繰り出すことができる。
コントロールクレストによって管理され、パンチ時に自身に跳ね返るキックバックによる自壊を防ぐ機能も併せもつ。

GDriver-type∞

純正化メモリ専用に特化したメモリドライバーで、メモリの力を増幅し、リスク無く人を超人化することができる。
このドライバーは複数のメモリを同時に活用できるよう京にカスタマイズされた一点物であり、ウロボロスがベースにあることからtype∞(タイプマキシマム)と名付けられている。

GArmor

モリの力によって京の肉体が変化した強化皮膚。理論上５０口径のマグナム弾でも貫通させる事ができない強度と、しなやかさを併せ持つ。
全身にくまなく刻まれるスリットは「フレックスリット」と呼ばれる器官で、メモリから取り入れた力の余剰分を外部へと吐き出し、ボディの安定性を高めるための物である。