容姿

亜麻色の髪と瞳を持つ美青年。あまり変わらない表情や怜悧な風貌から近寄りがたそうな雰囲気を醸し出している。
……あくまでも、雰囲気だけは。

性格

基本的に善良で素朴。やや天然。
生まれて間もなくオーヴァードアカデミアに入れられて卒業後1年と少ししか社会で生きていないため世間知らずな所がある。
やや素直過ぎるきらいがあり、頼まれごとは特に考えることなく遂行してしまう部分がある。
生育環境から荒事に対する忌避感は薄く、少々の喧嘩程度ならばコミュニケーションと捉える。

米国籍の父と日本支部所属エージェントだった母の間に生まれたハーフだが、生育環境上日本語しか喋れない。
趣味は家庭菜園。

UGNに所属する辣腕のエージェント夫妻の元に生まれたが、両親や周囲の期待に反してオーヴァード能力が低く失望されてしまう。
そのまま学園(オーヴァードアカデミア)に小等部から預けられて過ごすも、能力の成長は進まず一般学生として過ごしていた。

転機となったのは、18歳の冬の事だった。生徒会と風紀委員、そして学園島に潜むFH組織《ディオネゲスクラブ》により学園島にて繰り広げられたある一振りの《剣》を巡った争い。
闘争に巻き込まれたアルバートは紆余曲折の末に剣を手にしてしまう。それは名高き聖剣であり、能力・権威共に現状を揺るがしかねない一振りだった。
これ以上の騒乱を防ぐべく、そしてこの《剣》により世界が揺れるのを防ぐため、アルバートは一足早く学園島を《卒業》した。

その後はUGN日本支部長霧谷雄吾の元でUGNエージェントとして活動をしている。

生来持つ能力は《ハヌマーン》のピュアブリード。ただし、生まれつき能力出力が低く攻撃力を発揮する事が出来ない。
低出力による工夫を繰り返してきた事から精密操作性は高い。
後天的に手に入れた■の聖剣である■■■■の余波を受け、後天的に電流の操作能力も身につけた。だが、此方はあくまでも余波によるおまけ程度であり細かい操作も効かない。

基本的にあまり何も考えていないアルバートだが聖剣の隠蔽にだけは気を配っており、巨大な金属外殻による刀身の隠蔽や、エフェクト《無音の空間》による気配の遮断により常は単なる高性能な機械大剣にしか見えない。とはいえ、この状態でも外見に見合わぬ軽さや尋常外の切れ味など十分強力な武器として作用する。

その本領は、刀身を開放した際に発揮される。アルバート・エイムズ＝アシハラはこの剣を多い隠す“鞘”であり、“静寂(サイレント)”とは、ある不気味な静けさを湛えるひと時。即ち―――嵐の前を意味する。